16原発で事故が起こったときのシミュレーションが発表になりました。柏崎刈羽など4つの原発では半径40キロも危険なエリアとなるようです。考えるまでもなく当然です。福島では現在も避難中の飯舘村は40㎞以上離れています。


それを考えれば避難エリアはさらに遠くまで及ぶことは明かです。もう一つ事故が起きれば日本で安心して住める場所はほとんど無くなるといってもいいでしょう。これらの事実を自ら出しながらまだ原子力発電を続けるつもりでしょうか?また、国民の中にもまだ電気は原発でなければいけないと思う人がいるのでしょうか?経団連の会長さんもまだ原発でできた電気でないと工場が稼働しないと思っているのでしょうか?


一刻も早く、全原発を停止して、廃炉に向けて作業を開始すべきです。再生可能エネルギーの開発にも大至急取りかかる必要があります。この狭い地球上でエネルギーを維持するには他に道がないことは誰が考えても分かり切ったことです。原子力とて、永遠に続くエネルギーではありません。しかもその効率の悪さとリスクの高さを考えれば撤退すべき技術です。軍事産業の副産物として発展してきた鬼子技術に過ぎないのです。


今さらのようにニュースでは原発周辺の人々の不安な様子を報道していますが、福島の事故から今までこの事態を想像できなかったことの方が不思議です。この事態を深刻に受けとめて対応を正しく取らなければ魚沼産コシヒカリもこの世から消えることになります。我が家の飯舘産あきたこまちが二度と作れなくなったのと同じように・・・。