ようやく新天地となる土地建物の片付けを行ったところですが、さっそくリフォームにかかるためまたも打ち合わせの長距離旅行になりそうです。被災者のための高速無料は東北方面の限られた地域に限定されています。新天地での再起を図るものにとってはここでも自腹での復興を強要されています。東電に旅費交通費を出してくれるかを尋ねましたが、やはり原発事故と同様、想定外ですと断られました。


それでも準備を進めるしかない私たちは前進あるのみですが、飯舘村では除染廃土の仮置き場問題で大もめになりそうです。国有地を仮置き場とする当初の対策はその面積の不足が今頃になって露呈し、村所有の牧野(ボクヤ)を使用することになりそうです。しかし、周辺の住民には説明をせず、同意もとらず、この暴挙をまたも強引に進めるようです。しかも、「お金じゃないんです」といっていた村長はこの牧野の使用権を持つ組合員に一世帯当たり年間100シーベルトじゃなくて100万円払うことで、ことを解決しようとしているようです。


実際に被害を受ける周辺住民は無視されるようです。当然我が家にも何のお話しもありません。住民をお金で分断して、村を破壊しつつ、自分の言うことを聞く人だけの新飯舘村の建設に励んでいるようです。地方の醜さの局地をついに表に出してしまったかな?


ますます帰れない、帰りたくない人を作り出すことになりましたが、居住制限区域の指定はそのままです。せめて帰還困難地域に再編していただきたいものです。