4月11日に行われた飯舘村の懇談会は300名を越す住民であふれかえっていたそうです。残念ながらその場に駆けつけることはできませんでしたが、ネットで見ることができました。相変わらずの村長節には吐き気がしましたが、村議会議長の無能ぶり、勘違いぶりにはあきれ果ててしまいました。政府の連中は言葉遣いだけが慇懃無礼で内容はただの無礼でした。


官僚どもは我々が安全と言ってるのだから文句を言うなといっているにすぎません。聞いた話では政府は20msv/年を下回れば直ちに住民を戻せと村役場と村長に通告していたそうです。あの場では皆さんに理解していただくというような物言いだったが、実は命令を下しているようです。無能で、もらうものをもらってしまったと噂される村長は何の恥じらいもなく、政府の犬として我々住民にかみついてくるのです。


野田、細野、枝野の三バカトリオは原発の再稼働を示唆し、被災者には被曝しろと命じているのです。国賊です。原子力ムラと一体となって、国民の税金を無駄遣いし、その恩恵を仲間達と分け合っているのです。被災した住民はその狭間で無駄な被曝を強要され、厳しい避難生活の果てに、汚染された何も生産できない無価値の土地と共に打ち捨てられるのです。原発の再稼働は同様の被害をさらに多くの国民に及ぼすリスクが高く、そのつけは国民に払わせるつもりのようです。いまだに東電を生き残らせて、賠償も文科省が盾となって支払わないですむように誘導しています。


原子力損害賠償紛争審査会は無用の長物です。あの組織が東電を擁護しているのです。とても納得できない賠償内容、いまだに賠償対象とならない財物、これらはすべて彼らの働きによるものです。昨年4月に訴訟を起こしていればもっと早く解決していたでしょう。ここまで騙されて引き延ばされた挙げ句、東電は審査会の指針がでるまだ何もできないと言い放っています。訴訟によって司法の判断を仰ぐ以外手はなかったのです。


飯舘村は除染の効果がないことを認めながらいまだに除染しかないと言い続けています。二人羽織の後ろには経産省と文科省、環境省が束になって役場を牛耳っています。同じことを原発再稼働でも行うのでしょう。やり方はいつもバカの一つ覚えです。住民を集めて説明会をして3回やったら理解を得たというのです。いったい北朝鮮とどこが違うのでしょう。選挙から選挙の間は人殺しをしても良いのでしょうか。未曾有であれば大政翼賛会で国民の権利を剥奪して良いのでしょうか。いみじくも村議会議長はそのような主旨の発言を今回の懇談会でしていました。


この国に明日はないかも知れません。