飯舘村住民の意見です。

村役場は住民と一緒に損害を請求するつもりはないようです。

仮設住宅の不備による水漏れや避難のために自宅が凍結水漏れしたケースも自己責任と言い放ったようです。そのほか以下にご近所さんの納得いかない話を載せます。



東電の賠償:賠償請求は、説明書だけで157頁で申請するのは大変だと国会で取上げられ東電も簡易化すると約束した。確かに説明書は77頁と半減したものの、記入に当たってはとても簡易化などとは言えないものだ。恐らく作成した人でも書けない。

賠償請求が被害の種類別で属人的でない。避難に関わる損害、農業に対する損害、林業に対する損害、個人事業主としての損害、その他の損害等々、更に法人、個人ごとに請求書式がある。財物価値の喪失又は減少については別途お知らせしますとあるが未だお知らせは無い。

損害はそれだけで無いだろう、人の価値観によりそれぞれ異なるもの、それを加害者が一方的に範囲を決めこの書式で請求せよとは何事だ。賠償が欲しくばこれで書いてみよ、書くのが面倒で諦めるのを待っているのか。

本来なら被害者Aさんの損害を一覧表にして確認すべきだが一方的な書式の為、これで損害の全部なのか確認できない。

納得がいかない事、東電は一切“慰謝”について表明しない、電話でも窓口でも迷惑を掛けた旨の言葉を口にするが、明らかに心のこもったものでない、本当に口先だけ聞き飽きた!!。交通事故それも加害者100%の加害者なら、とりあえずお見舞いを持ってお詫びに来るぞ。

村が住民に寄添う①:世間知らずで独りよがりの私が考えるのと役場の考える事にあまりに差があり愕然とする事ばかり。東電との賠償問題等に対して行政は民事不介入が原則なのだろう。しかし大半の村民が困惑している賠償請求の支援は大切だ。村のトップの態度一つだと思うのだが。

事実、他の自治体では自治体主導で支援し、賠償請求の書式も独自の物で賠償請求している。加害者が設計した書式で提出しろと言う東電に対し、住民一人ひとりがモノを言っても相手にされないが自治体が村民の意向を汲んで東電と対峙(東電を退治)すべきだ。

役場の損害は村民の損害、これまで村が東電に賠償請求したと聞かない、何故なのだ。村に損害がなかったとでも言うのか、それとも責任は東電ではなく原発政策を推し進めた国だから地方交付税でやるべきものと考えているのか。

事実、福島県は損害賠償請求しそのうちの一部を受取ったと報じられている。

東電は請求しないものは払わない絶対に!!。速やかに請求すべきだ、更に行政の不作為をチェックすべき議会は何ら機能していない、もっともこれは放射能に汚染されて機能しなくなった訳ではない汚染される以前からだが。