こんばんは、梅崎です。

2012年2月25日(土)~27日(月)の2泊3日で、山梨県清里のキープ協会 清泉寮を会場に開催された第4回つなぐひとフォーラムに行ってきました。


科学館や博物館、水族館、環境教育施設等で働く学芸員やインタープリター(解説員)のほか、大学などの研究者、広告代理店のプランナー、企業のCSR担当の方、学生さんなど、総勢約100名の様々な分野で活躍するつなぐ人が集まりました。


今回のテーマは、『なぜ、それはつながったのか?」
人と人がつながり、活動やプロジェクトが生まれて、展開して行くこともあれば、特に何も起こらずに終わることもありますね。

では、何があると人と人やモノがつながり、何か新しいものが生まれるのか?
今回は、参加者が関わってきたうまくつながった事例をふりかえる中で様々なことが見えてきました。

まず、つながって何かが始まるためには、
・共通の目的がある(共有できるビジョンがある)
・中心を担う情熱を持った人(人たち)がいる
・それを支える(巻き込まれて一緒にやる)人たちがいる

ということが、大切かつ基本的なポイントになります。

そして、それを実現して行くために、組織(団体)で取り組むわけですが、組織形態には大きく2つがあります。
・ピラミッド型(ヒエラルキーがある)
・アメーバ型(フラットな関係)

今回、注目したのは、アメーバ型の組織が持つ可能性でした。

トップダウンのヒエラルキー型に対して、アメーバ型は現場から発想するのが基本的なアプローチ。
人と人がつながって、新しい活動が生まれる際には、アメーバ型で始まることが意外と多いし、自由度高く、活動が発展して行くという傾向も生まれやすいようです。


継続性やダイナミズムの生じやすさなども、組織形態と密接な関係があります。
この2つの形態をうまく使い分けて行くことも、キーポイントとなりそうです。
パーマカルチャーしよう!田舎暮らしを楽しむ手づくり循環生活-つなぐ場づくり


今回は、参加者が持つ成功事例を共有しながらディスカッションしました。
その中で、つなぐ場作りに役立ちそうな様々なポイントがいろいろと見えてきました。

きっと、人が集まる場を仕掛ける立場の人であれば、役に立つことがいろいろあるのではないでしょうか。
来年度のつなぐ人フォーラムの開催はまだ未定ですが、開催すればこの辺りのことも更に探求が進むでしょう。
今からとても楽しみです。