人生意気に感ず「異常豪雨。いじめ自殺。刈羽原発訴訟。富岡世界遺産」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「異常豪雨。いじめ自殺。刈羽原発訴訟。富岡世界遺産」

◇「これまで経験したことのないような大雨」気象庁はこう警戒を呼びかけた(12日)。15人が死亡し、11人が行方不明。熊本、大分の異常豪雨である。過去に例がないという。盛り上がった濁流が住宅街のすぐわきで荒れ狂っている。熊本県のある地域では1時間の雨量が108ミリに達した。

 地球が狂い出した。「気象的には何でもあり」の時代に突入した。国会でもこの事態に対する対策が議論された。東京0メートル地帯に北関東の雨が押し寄せたらどうなるか。私は八ッ場ダムの必要性を信じている。

◇大津市中2男子いじめ自殺をマスコミが連日大きく報じている様子は、平成22年の本県の明子ちゃん自殺の時とよく似ている。繰り返される光景である。県議会で、このような連鎖を群馬で断ち切ることが明子ちゃんの死を活かす道だと私は訴えた。根本の問題が解決されていないから暫くするとまた起こる。今度は学校に警察の捜査が入った。自殺した当時この生徒は自分の口座から10万円以上も引き出していた。アンケートには脅して金をとっていたという回答が計12あるという。

 昨日(12日)の学校説明会では学校に対する厳しい批判が出た。その中の「1人の子どもの死が学校には分かっていない」という発言は本質を衝くものだ。全国の教育委員会がこの事件から何を学びいかなる対策を立てるかが重要である。私の感じではまたいじめの大波が始まりつつある。

◇新潟刈羽原発への対応について私は県議会で取り上げている。活断層があり目が離せない。現在運転差し止め訴訟が起こされ、昨日(12日)第一回口頭弁論があった。

 原告は「東電は福島第一原発で過酷事故対策を取っておらず対応にもミスがあった」と主張。この点は、最近の国会事故調査委員会も認めている。調査委の結論は訴訟にも影響を与えるだろう。

 国会事故調査委員会は、福島第一原発事故につき「人災」と指摘した。規制(監督)する側と規制される東電との癒着、可能な対策をとらなかった等を理由とする。国会で、首相は、この点を認めながら「人災」は肯定しなかった。

 私は放射能対策特別委員会に属す。今後は国会事故調の報告を踏まえて発言するつもり。

◇富岡製糸場等をユネスコに推薦することが文化審議会で決まった(12日)。世界遺産登録に向けた大きな前進。物づくり立県群馬を文化面で基礎づける出来事を今後に活かそう。(読者に感謝)