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2017-04-23 09:00:00

今、みる地獄の戦場 -ニューギニア慰霊巡拝の旅― 第 27 回

テーマ:ブログ

 追悼の儀式は黙々と行われた。終わると皆、ホッとした気持ちで用意された食事をとる。傍らで見ていたラエ・テクニカルカレッジの女子学生たちも食事の輪に加わって、人々の明るい声は森の緑の中に流れてゆく。のどかだなと私は思った。その時、忘れていたアフガニスタンのことが頭に浮かんだ。こうしている時も、米軍の攻撃は行われていることであろう。人類が存在する限りこの地球上では戦争が繰り返されて絶えることはないのか。しかし、アフガニスタンの戦争もやがて終結し、時が経てば、昔そういうことがあったと語られるだけの存在になってしまう。それどころかほとんどの人の記憶にも留まらない出来事になってしまうのだ。そしてダンピール海峡の悲劇も単なる過去の歴史的事実となって、ほとんどの人の意識にものぼらなくなってしまうに違いない。とすれば、海に呑まれた兵士たちはまったく浮かばれないことになる。女子学生達の屈託のない笑顔を見ながら私は、日本の若者たちのことを思い浮かべた。彼らは、かつての戦争にほとんど興味を示さない。

 

 

※土日祝日は、中村のりお著「今、みる地獄の戦場 -ニューギニア慰霊巡拝の旅―」を連載しています。

    

 

 

 

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2017-04-22 09:00:00

今、みる地獄の戦場 -ニューギニア慰霊巡拝の旅― 第26回

テーマ:ブログ

 さすがに、この国第二の都市ということだけあって近代的な建築物が並んでいる。あれが放送局、あっちの建物はスーパーマーケットと私の隣りで説明していたマルガレータは、まちの一角を指して、私のカレッジもここにありますと私に笑顔を向けて言った。

 

 車はやがて宿舎であるメラネシアンホテルに着く。このホテルは落ち着いた雰囲気で、品格があり部屋も綺麗だった。

 

 一時間ほど休憩して巡拝に出かける。ラエは激戦地であったため市内には戦跡が多い。

 

 私達は、日本軍が戦ったトンネルや対空砲の置かれた所など何カ所か巡拝したが、この日のメインはラエ市の一画にある熱帯植物園の中にあった。そこには、豪・米・インド軍兵の墓、ダンピール海峡で死んだ兵士を追悼する祭壇がある。

 

(2)

 大密林の一部をそのまま残したような熱帯植物園はラエ市内の一角にあった。車の流れが激しい通りからいきなり園内に入る。つたが巻き付いた天を突くような巨木がところどころにあり、その中の開けた草地の隅に祭壇がひっそりと置かれていた。

 

 ここから海は近い。そしてその海の遥か彼方にはラバウルで名高いニューブリテン島が横たわり、その間に三千数百名の日本兵を呑み込んだダンピール海峡がある。裁断を覆う巨木は悲劇の海戦の音を聞いたであろう。そして風に乗って伝わってくる兵士の叫びを感じ取ったかもしれない。しかし、灼熱の太陽の下、森はそよりともせず私達の営みを見守っている。

 

 ※土日祝日は、中村のりお著「今、みる地獄の戦場 -ニューギニア慰霊巡拝の旅―」を連載しています。

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2017-04-21 09:54:51

人生意気に感ず「大胆な女たち。女性犯罪は続く。暴力団の行方。白昼の大金強奪」

テーマ:ブログ

◇女性の時代を象徴する社会現象というべきか。犯罪でも女性の大胆な動きが目立つ昨今である。先日は3人の男を練炭を使って殺したとして死刑判決を受けた木嶋早苗の事件が世間の注目を集めたが、今大いに世間を騒がせているのは山辺節子容疑者である。スケールも国際的であることに驚く。

 

 62歳であるが38歳と偽り、若い外国人男性を愛人に持ち、札束をバッグに入れて豪遊していたと報じられている。その金は融資の名目で違法に集めたものとされる。いずればれることは明白なのに刹那の享楽に任せる心理が到底理解できない。

 

◇暴力団組長に懲役3年の求刑が前橋地裁であった。近年暴力団構成員の数が減少を続け、県内では表立った暴力団の動きは影を潜めていると思っていた矢先なので注目した。

 

 被告は指定暴力団松葉会系組長で、就労資格のないカンボジア人女性を伊香保の温泉街で働かせたとして入管難民法違反の罪に問われた。

 

 働かされた仕事の内容は売春であり、性的搾取である。検察は「売春させられた女性は肉体、精神、経済的苦痛を受けた」と主張した。立件にあたり、スナックで客となった人たちも警察で調べられ、冷や汗をかいたに違いない。

 

◇暴力団構成員の減少に関しては暴対法の効果が大きいが、背景には社会経済情勢の激しい変化がある。暴力団は追い詰められているに違いない。新たに組に入る青少年が多いとは考えにくい。この世界には、昔の任侠道にあったようなロマンがあるとも思えない。それだけに人の命を何とも思わない残忍さが現代の暴力団には感じられる。先日も、このブログで書いたが、前橋三俣町の殺人事件の死刑囚は他の殺人事件を2件告白した。

 

 獄中の囚人が自ら手にかけた人の亡霊にうなされて告白した例を聞いたことがある。この日本列島には暴力団によって殺され埋められた死体は無数に存在するのではないか。法治国を誇る国でありながら、暴力団の存在を許すこと自体がおかしいのである。私が県議会から引退後、暴力団を正面から取り上げる議員が少なくなったような気がする。

 

◇凄い事件。白昼4億円近い現金の強奪。同日、3億円以上の現金を持って確保された出国直前の男たち。これらの関連は。計画された犯行か。事実は小説より奇なり。映画のような場面が展開か。(読者に感謝)

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