近鉄電車の切符いろいろ | のりものロ~グ@伴美家羽寝(ばんびやはねる)

近鉄電車の切符いろいろ


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近鉄生駒線信貴山下(しぎさんした)駅は私が高校生の頃まで、東信貴ケーブルの乗り換え駅でした。今はもうケーブルカーは廃止されていて、バスに置き換えられています。今でも改札口の横に当時の軌道の部品や、運転台が保存されています。私の写真部の同級生が、このケーブルカーの写真を撮ってコンクールに応募して入選していました。信貴山朝護孫子寺(しぎさんちょうごそんしじ)はトラが守り神です。奈良に来られたら、ぜひ足を伸ばしてみてください。


7月12日のブログに引き続き、私の切符コレクションの中から近鉄電車の切符をご紹介します。きっちり整理できていないので順不同の段は、お許しください。なお説明文は、私の記憶を頼りに書いています。もし誤りがあれば訂正したく思いますので、恐れ入りますがご連絡をお願いします。

近鉄の乗車券が磁気化されてからも、回数券だけは永らく「裏が白色の切符」でした。当時、阪急電車で回数券を買うと、磁気化券が11枚発売されていた記憶があります。近鉄の回数券が磁気化したのはカードタイプの「パールカード11」が最初だったのでは?それまでの近鉄の回数券はクラシカルに、11枚の切符がズラッとつながっていました。このミシン目の切り取りが気持ちよかったですね!

発売駅が起点となる回数券は左のようにあらかじめ印刷されていました。それ以外の区間は右のように、駅員さんが全券片にハンコを押して発売してくれました。個人的にはハンコの方が価値が高いような気がして、(駅員さんには悪いですが)努めて乗車区間外の駅で購入していました。学園前⇔奈良間は高校時代、塾通いで毎週2回利用しました。学園前駅で買うと印刷は「学園前⇔近鉄奈良」でしたが、近鉄奈良駅で買うと「近鉄奈良⇔富雄」の印刷で、「私のような者は近鉄奈良駅で買う方が得なのだな」と思っていました。

今の回数券は金額式なので、指定区間外でも差額を払えば利用できます。当時は区間指定でしたので、そのようなメリットはありませんでした。その代わりに運賃値上げ前に買えば、値上げ後も有効期間満了まで旧運賃で使えるメリットがありました。当時は数年毎に運賃改定があったので、区間指定の回数券はそれなりにメリットを享受できました。

のりものロ~グ@伴美家羽寝(ばんびやはねる)-近鉄回数券印字 のりものロ~グ@伴美家羽寝(ばんびやはねる)-近鉄回数券ハンコ

近鉄京都駅2階にあった国鉄・近鉄連絡改札口横の出札窓口は、国鉄切符の集札も兼ねていたので、永い間自動券売機が設置されず、有人窓口で「裏が白色の切符」を発行していました。


のりものロ~グ@伴美家羽寝(ばんびやはねる)-近鉄京都駅乗車券


近鉄の特急券窓口で特急券を買うと、このような国鉄「みどりの窓口」の“マルス”で発券するような特急券が発売されていました。印刷機がタイプライターみたいな動きだったのを、発売窓口越しに眺めていたのを記憶しています。私の両親の実家が京都なので、京奈特急はしばしば利用しました。当時は、大阪難波⇔大和西大寺⇔京都間の特急が1日3往復あり、最寄り駅が学園前駅の我が家は、大和西大寺での乗り換えが不要で大変重宝しました。


窓口で「乗車券込みで!」というと、右上に「乗車券(発売当日限り有効 ××日)」のゴム印を押して、運賃込みの料金を収受されました。「乗車券込み」で買うと、特急列車内や出口で特急券を回収されずに済みました。近鉄の改札口では、申し出れば比較的簡単に無効印を押してくれました。このような切符は絶滅したので、今から思うとせっせと収集した甲斐がありました。


のりものロ~グ@伴美家羽寝(ばんびやはねる)-近鉄マルス


近鉄特急券を車内精算した時に発売された特急券2種。
のりものロ~グ@伴美家羽寝(ばんびやはねる)-近特車内ホワイト のりものロ~グ@伴美家羽寝(ばんびやはねる)-近特車内ブルー



上のように、あらかじめ印刷した区間外に対応するため、手書きの車内特急券もありました。この券は、小人用に発売されたようです。天理行きの定期特急列車は設定はありませんでしたが、臨時運行に対応するため、点線で表示されていました。

のりものロ~グ@伴美家羽寝(ばんびやはねる)-近鉄車内特急券



こちらが乗車券向けのの車内補充券。名古屋営業局管内では、名古屋~賢島間の駅名を印字したものが発売されていたものと思われます。車内では、車掌さんに申し出れば快く「往復乗車券」を発売してくれたので、好んでこのような切符を発行してもらった記憶があります。

のりものロ~グ@伴美家羽寝(ばんびやはねる)-近鉄車内補充



特急券の回数券は名刺サイズの冊子タイプで、指定券を発行する時に、ちぎって窓口氏に渡しました。学生のには回数特急券を買うことはありませんでしたが、父が通勤で利用していました。指定券と引き換えずに特急に乗って検札時にこの回数特急券を見せると、車掌さんが切符に書き込みをして、対応していました。


のりものロ~グ@伴美家羽寝(ばんびやはねる)-近特回数


名古屋線期間拡幅25周年記念切符です。旧ビスタ10100系3連9両編成の写真というのが、なかなかスゴイですね。記念乗車券は時々発売されていたようですが、近鉄特急券の記念切符は珍しかったので、つい買ってしまいました(昭和59年12月)。写真と切符の間に、1067mmと1435mmの軌間幅の差を、縮小して表示されています。


のりものロ~グ@伴美家羽寝(ばんびやはねる)-名古屋特急25周年

今日のところはこのくらいで。引き続き少しずつ“蔵出し”していきますので、お楽しみに。


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