【サントリー塩尻ワイナリー再訪】これが金賞日本ワイン畑の完成形! |  Norikostyle ワインに合う!毎日食べたいチーズおつまみ

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収穫1ヶ月前の岩垂原。
ここは、足を踏み入れると誰もが気付く”空気”がある。
 
日本ワインにおいて、土地に選ばれた場所と言っても過言ではない。
 
 
ただ、その土地は明らかに目の前の生産者とメーカーが年月をかけて作り上げてきたのだ。
 
この襟が正されるような凛とした空気を作られた方々の、塩尻ワイナリーに再訪した。
 
 

 

サントリー塩尻ワイナリー再訪

 

 
 
 
 
 
>>前回の訪問から2ヶ月。
汗だくの取材を思い出しながら冷んやりした気温を感じ、肌をさすった。
 
 
美味しいワインを造るワイナリーがある場所は、“空気”が違う。
到着すると、いつもながらその空気を感じたくて大きく深呼吸する。
 
実に気持ちがいい。
台風が来る前の不安をしばし忘れる。
 
 
 
 
9月5日に発売になったサントリー塩尻ワイナリーシリーズ。
一般非公開ワイナリーの看板も、新しくなっていた。
 
ブロガー一行のテンションが一気に急上昇する。
 
(以前の看板)
 
 
 
 
今回は前回訪問していない桔梗ヶ原畑(塩尻園)と、前回訪問した岩垂原畑(山本園)への再訪がメインである。

 

 

 

桔梗ヶ原畑(塩尻園)

 

 
塩尻園と山本園は川を隔て、車で15分ほどの近距離にある。
が、その土地の違いに圧倒された。
 
今回台風を明日に控えるという生憎の天気だったが、同じ塩尻でも雨の降り方が畑によって違うという。
 
 
塩尻園に到着し車を降りると、辺り一帯ナイアガラとコンコードが甘やかに鳴いている。
 
実りの時期、その鼻腔をくすぐる香りに誰もが鼻を大きくし愉しむ瞬間だ。
 
 
 
 

塩尻園は、車道に近い場所にある。

土地は保水性があり、土の湿度が高い。

 

 
若干の粘土質だか、雨で水溜りが出来る事はない。
ボルドー右岸のようだ、と塩尻ワイナリー所長。
 
温暖化の影響は、メルロが熟しやすい利点はありながら
晩腐病に悩むという点もあるという。
 


 
 
5,6,7月は乾燥し、8月は日照量が少ないという中
ヴェレゾン(色付き期)の期間が長く、今年はなかなか手のかかる子のようだ。
 
この塩尻園は、塩尻ワイナリーシリーズの「塩尻メルロ」にブレンドされる。
 
 
充分に甘く、しっかりした果皮。
ここからさらに糖度を増す。
 
(皮の白い部分は、ボルドー液。身体に害はない。)
 
 

 

岩垂原畑(山本園)

 

サントリージャパンプレミアム 岩垂原メルロ 2013が、先日の日本ワインコンクールで金賞となった。

 

そのサントリー日本ワインのスター生産者でもある山本氏。

素晴らしいお人柄に、再訪したブロガー一行の顔が緩む。

 

 
 
 
上質ワインを造るぶどう畑は、完璧に手入れされ何かが宿っていそうなほどの空気感がある。
 
 
人によって手入れが行き届いていることは、
不自然のようであるが土地のポテンシャルが発揮されたミステリアスな違和感だ。
 
その空間に惹きこまれる。
 
 
 
 
10月の中旬に収穫が始まる岩垂原。
あと1ヶ月、成熟を待つのみの完成形だ。
 
2ヶ月のこの成長ぶり。
同じ畑を時系列で見られるのは貴重であり、自然に圧倒される。
 
 
(2ヶ月前)
 
現在
 
 
排水性が高く、ぶどうに日光が平等に当たるよう手入れされている。
病気も少ない。
 
ここの畑は、レインカットの必要がないほど恵まれた土地なのだ。
 
 
 
 
山本氏の笑顔が、ぶどうの出来を物語っている。
 
柔らかでありながら、意思は曲げない。
謙遜さを持ちながらも自らの哲学を貫く。
 
 
想いをメーカーが受け止め、製品となり、ワインの香りや味わい、余韻にまでに現れている。
 
長年の手仕事が、高評価と共に自信となって現れているのではないだろうか。
スター生産者となるまでの苦労があってこその、今のこの笑顔だ。
 
 
 
 
さて、余談であるが・・
この畑は当然ながら山本氏サイズに設計されている。
 
私が今まだ筋肉痛なのは、ブロガー皆中腰で撮影していたからだ。
足が笑っている。
 
 
 
 
この後、お待ちかねのテイスティングに入る。
 
続く
 
 
 
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