イキガミ
- もし。
- 誰にも平等に生命をまっとうできる権利がなく
- 期限つきで生きているならば、命を大事にできるのだろうか。
自分の命も他人の命も愛せるのだろうか。
そういう安心・安全でない環境でないと命を大事にできないのか。
この映画では、日本が人の命の犠牲の上に成り立っている仮定。
18~24歳の間にイキガミを渡された人間は
24時間以内に死亡することになる。
自分が、大事な家族が、大事な友人・恋人が
国の繁栄のために若くして突然命を失う。
残された24時間をどう使うか。
夢にかけるのか、
穏やかに大事な人と過ごすのか、
復讐をするのか、と人それぞれ。
かなり深いテーマでした。
日本には先人のおかげで、今は戦争がなく平和な国ができた。
けれど10年以上連続の自殺者数増加や
幸せ指数の低下は何を表しているのだろう。
病気になって健康のありがたみを知るように
命の危険があって生命のありがたみに気付くしかできないのかな。
そうじゃないよね。
- イキガミ [DVD]/松田翔太,塚本高史,成海璃子
- ¥3,990
- Amazon.co.jp