死ぬ場所 | 崖っぷち女社長の挑戦記(旧/上海風情)

死ぬ場所

母宅とは別で繁本家は西七条にあります。


12日はホームパーティでバタバタ。

13日は大阪営業、クイック挨拶でバタバタ。


ようやく3日目にして挨拶に行けました(-"-;A


ここにはお婆ちゃんと養女まあちゃん2名+犬3頭がいます。

お婆ちゃんとは血の繋がりはないのですが

何気に私を1番理解してくれている頼もしい味方。


▼入り口

お婆ちゃんは亡きおじいちゃんの4番目の奥さんで

爺に見初められた時点で人生が180度変わり

爺のために生きてきた人です。

(ちなみに私は2番目の婆の孫)


今でも、のろけられるので正直羨ましいと思う。

そんな風に一途に誰かを愛したり

人生を変えられるほど誰かに愛されたりするのだろうか?


爺が亡くなる時

「病院でなく、おばあちゃんやまあちゃん、犬たちと一緒に

庭を見ながら畳の上で死ねるのは嬉しい」

と、おばあちゃんにお礼を言ったそう。


爺を最期まで看病した婆。


その婆が

「今までずっと後ろをみる間もなく走り続けてきたから

ご褒美に死ぬ場所は自分も作りたい」

と言って、庭をリニューアルしていた。


私の知る限り、初めて自分にお金を遣ったんじゃないかな。

それだけ家族のため、人のために生きている人。


「婆も爺が見た景色を楽しみながら死にたいんだ」


人は皆いずれ死ぬ。

その自然の摂理に逆らうことはできない。


辛いけれど、死ぬ場所を作れる人は幸せなんだろうなと

複雑な気持ちで婆の気持ちを受け入れることにした。


私が婆にできること。

それは時間をつくり、会いに来ること。

そして婆やまあちゃんの生活をサポートすること。


家族すら守れなくて、会社を守れるかぁぁ!


婆が元気なうちに朗報をもたらせる様

また新しい週へのパワーがみなぎる繁でした。


▼リニューアル庭