実際の日にちからだいぶ時間が経っておりますが、自分の日記用も兼ねて今更ながら更新します!


本日は、セッションで知り合った人に誘われて、その人が友人と借りているリハーサルルームへ行き、他のミュージシャン達とお店ではない、プライベートなジャムセッションしてきました。
前回もちょっと触れたかもしれませんけど、ベルリンのセッションは演奏する曲が日本とちょっと違う気がします。こちらのセッションは基本譜面がないことがほとんどなのですが、そんな状況で僕の知らない曲をコールされる事もあったりして、そういう時は結構恐怖。笑
うろ覚え、くらいなら演奏しながら確認できるのですが、全く知らないとなると、正直に「知らないから別の曲にして」と言うしかありません。
今日のセッションは知らない曲がたくさんあって、これはちょっとしっかりスタンダードを覚え直そう、と決意を新たにいたしました。

因みに本日コールされた曲で僕がメモライズしていなかったのは、
Alfie
Ana Maria
Bolivia
The Way You Look Tonight
Dat Dere
Crazyology(ほとんどRhythm Changeですが、Aセクションの5-6小節目がAb-7/Db7|Gbと他と違うので)
The Night Has a Thousand Eyes
Chega de Saudade(No More Blues)
Ugetsu(Fantasy in D)
Darn That Dream

ちょこっと怪しかったのが
All of You
Peace

中にはスタンダードの曲もありますが、Ceder Waltonのこういう曲って、日本でも一般的ジャズミュージシャンはメモライズしてるのが標準装備なんですかね?

因みに、今までセッションで聞いて「これは覚えなきゃ」と思った曲は、
Ask Me Now
I'm Old Fashoned
Lover Man

Monkの曲も比較的多く演奏している気がします。Round Midnightはベルリンでメモライズし直しました。
環境が違うと、やっぱりスタンダードの傾向も違いますね。ベルリンは特に、いちばん初期に行こうと思っていた音大があるので、そこの授業の傾向や生徒の好きな曲に、セッションでコールされる曲も影響されているのかもしれませんが。


そんなこんなで自分の力不足を感じながらも、セッションの中では出来る事はやったのではないかとは思います。7/4や5/4でアレンジした曲では、ドラマーよりも安定感があった、という自信もありますし。笑
それにしても、セッションで普通にDolphin DanceやFalling Graceが出来てしまうのは素晴らしい!そういう意味ではこちらのセッション(というか、周りにいるジャズミュージシャン達)のレベルはすごく高いと思います。

プライベートセッションが終わったのがだいたい夜の10時くらい。そこから、毎週火曜日にほぼ欠かさず行っているEdelweissのセッションへ向かいました。


こちらは知った顔が多いので、以前に比べてだいぶ演奏しやすくなりました!
後、弾けば弾く程周りのミュージシャンも僕の事を信頼してくれるような気もするので、ここは本当にセッション出来て良かったなぁ、と思います。今回は特に、ミュージシャンとして自分の事を認めてもらえているんだなぁ、と思える瞬間がいくつかあったので、本当に嬉しい!
ベルリンのジャズシーン(あくまでセッションの場合ですが)は、やっぱりどことなく排他的な感じがしなくもない感じで、いきなり見ず知らずの人が行くと、演奏を後回しにされる事もしばしあるみたいです。実際に僕の目の前でも、僕以外のベースの人が後回しにされたりしていましたし。
そんな中で、いちばん最初の段階でしっかり演奏させてもらえて、今それなりに自分の存在や演奏スタイルをちゃんと示せているのは、実はすごく運が良い事なのではないか、と、最近になって思います。実際にこのセッションで知り合った人も、会えば会う程友好的になってきますし、おかげでその彼からライブも一本もらいましたしね。

悔しかったり、嬉しかったり、色々と感情的には起伏の激しい日でしたが、どんな時でもやる事は一つ。自分の出来る事をやるのみです。更に言えば、どんな状況でもちゃんと「自分印」の演奏をするのみです。やりたい事、やらなきゃいけない事はたくさんあるけど、そこだけは揺るがずにいきたいです。