【書評】奇跡の記憶術~脳を活かす奇跡の「メタ記憶」勉強法 | 飯島法久の毎日がプロジェクトマネジメント!

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今日のテーマは「記憶術」です。


皆様は、記憶や暗記は得意ですか?


僕は学生の頃、結構暗記モノが得意で、記憶力には自信があった方ですが、新しいことを憶える力は最近少し落ちたかな?という感覚はあります。



脳の働きと記憶力に関する書籍としては、30歳までは新しいことを憶えるのに適した脳、30歳からは憶えたものを整理するのに適した脳に変化する、というのを、この本で読みました。


実は、この本を読んだことが、僕が脳に対して興味を持つきっかけになったんですよね。


そういう意味では、常に読書をしているせいか、僕は「頭が悪くなった」という感覚はありません。


むしろ、「整理」とか「ひらめき」の能力は、20代のときよりもかなり鋭くなっている感覚があります。


更に、深く思考する力は、かなり磨かれていますね。

それは、日々脳に良い刺激を与える習慣を取り入れているからだと思います。このブログも、その一つ。



この本によると、記憶にもきちんとメカニズムがあり、「頭の良し悪し」ではなく、きちんと忘れない記憶をつくるコツがあるんだとか。



それが本当なら、知りたいと思いません?
その、驚異の脳のパワーについて。


因に、著者の出口汪さんは、現代文のカリスマ塾講師です。





①構成要約

1. 何故、あなたの脳は24時間後に74%忘れるのか
何もしないと、24時間で74%は忘れてしまうんです。つまり、「脳は忘れるように出来ている」
記憶術を理解するためには、このメカニズムを理解することから始めなければなりません。
天才たちがやってきた、「メタ記憶」勉強法とは?


2. なぜ、努力しても成果が出ないのか
どうだろ、僕の世代までの方は、覚えていると思いますが、所謂「受験戦争」があった時代には、ハチマキを巻いて、「気合い」で合格を目指す予備校などが流行っていました。
懐かしいけど、性格上、僕はそういうの、苦手なんですよ… 気合いは大切ですけどね、ある意味。
でも、それだけでうまくいくはずないし、もっと必要な思考力をつけるような教育体制が整えられていないことに違和感がありますが、論点違うので割愛します。
ここで著書が言いたい簡単な事実は、「理解出来ないことは憶えられない」ということなんです。


3. 脳は忘れたい!
「忘却曲線」というやつを知っていますか?
きっと、見たことくらいはあるかも知れません。
元々、脳は忘れるように出来ているのです。
仮に、全ての情報を憶えることが出来たら、どうなるのか?
きっと、気が狂いますよ^^想像してみてください。
忘れるのが当たり前だから、「復習」が大切なんですね。


4. 一生忘れない記憶とは?
結構昔のことなのに、妙に鮮明に憶えていることってありませんか?
それとは逆に、殆ど一夜で忘れてしまっている記憶もありますね。
うん、学校のテスト問題とか(笑)
論理的に理解すること=最初の記憶
これが、記憶の鉄則です。論点で理解すれば、忘れません。意味のない言葉を機械的に覚えるのは、ムダになるのでやめましょう。
問題は、どうやったらその記憶を持続させることが出来るか、ですよね。

 
5. 頭が良くなる論理力の鍛え方
記憶で一番大切なことは、理解することだと学びました。では、どうやったら「理解」することが出来るのか。
そのために必要なのは、「論理力」です。
論理力を高めれば理解力が高まります。
そして、それは本や新聞を読むことによって鍛えられるんです!
論理を意識して読むことで、理解力が変わります。


6. 記憶はコントロールしなさい!
「だから、それが難しいんだってば!」
そんな声が聞こえて来そうですが^^
でも、「記憶の4段階」のメカニズムを理解することで、記憶力をコントロール出来るようになるんですって。
メタ記憶の領域に達することで、忘れない記憶に変わるのです。


7. 天才になるために。。
「一を聞いて十を知る」
そんな人がいれば、間違い無く「天才」としてもてはやされるでしょう。
でも、論理力と記憶力をスパイラル循環させることによって、「100倍速勉強法」が可能になる。
ホンマかいな??
でも、これはちゃんと再現性のあるノウハウなんだそうですよ。
上記の「記憶の4段階」を理解し、複合的に活用するのです。
 ①理解→記憶→実践
 ②教科書→ノート→問題集
 ③予習→講義→復習

これは、色んなものごとを加速させることが出来る、究極の方程式なんです!




②所感

塾講師が書いているだけあって、論点と視点が受験勉強にマッチした内容になっていますが、何も受験生向けの本では無いと僕は思います。

「記憶」のメカニズムを知ることは、日常の仕事の場面で極めて大きな影響を与えると思います。
もし、今までの1/10の時間で効率良く記憶することが出来たなら。。

きっと、前提条件が変わってしまいますよね?
「時間が無い」「頭が悪い」と思い込んでいた方にも、「やってみよう!」と思うことがあるかも知れません。

特に、最後で説明した、理解→記憶→実践のプロセスは、とても重要なノウハウだと僕は感じました。

これを理解することが、良循環を生むためのキーではないかと。

理解出来ないことは記憶出来ません
記憶出来ないことは実践出来ません


この2つのロジックを理解するだけで、今までとインプット/アウトプットに対する考え方とやり方が変わって来ませんか?

僕は、これにすごく感銘を受けました。

そして、最近、自分の行動の加速度が上がって来た理由も、理解出来ました。

毎日「多読」をすることが、自分に与えている良循環についても、これで説明出来ます。

これを支えていたのは、理解する力=論理的思考力なんだなぁ、と。

つまり、
本を読む→論理力が鍛えられる→理解力が増す→記憶力が増す→実践力が増す

こんな感じかな?って。

このメカニズムに気づきを得たい方は、是非とも読んでみてください。

単純な記憶力は、今は、コンピューターに代替されてしまう世の中です。

計算や記憶力なら、絶対コンピューターに叶わない。

でも、人間だけしかできないことが、必ずあるはずです。

むしろ、コンピューターが得意なことはコンピューターに任せ、僕たちがより「考える」時間をつくることが、知的生産力を上げる、ということに気づくはずです。

「考える力を身につけたければ、記憶力を上げる」

これ、結構コペルニクス的な転換になるかも知れませんよ(^-^)






③こんな方へオススメ

1. 記憶や暗記が苦手な方
2. 憶えられないから、勉強が嫌いになった方
3. 効率良く憶えることで、実践力を加速させたい方











本日も最後までお読み頂き、誠に有り難うございました!


皆様との良きご縁に深く感謝申し上げます m - - m



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