皆様こんばんは！
さて、今日はご存知「金持ち父さん」シリーズの中から、この一冊をご紹介致します。
著者のロバート・キヨサキさんをご存知無い方は、エントリーモデルである以下の本から読んでみることをオススメ致します。
ご存知無い方のために、簡単にお話すると、
このシリーズの主旨は、「ワーキングプア」に対するアンチテーゼです。
要するに、
「一生懸命働くだけで本当の幸せを手に入れることは出来るのでしょうか？」
というテーマについて考えるための本です。
通常は、一つの会社から労働収入を得ているのが一般的ですが、所謂「不労所得」を得ることによって、金銭的にも精神的にも自由を得るための選択肢がある、という内容ですね。
私も、この本に触れなければ、未だにサラリーマンとして一生懸命働くことだけを考えていたかも知れません。
人生に対する考え方を変えてくれた一冊でもあります。
本稿は、そのシリーズの中でも起業を目指す方向けに書かれたこの本をご紹介することによって、ビジネスや経営について新たな気づきを得て頂きたい、というのが目的です。
それでは、いつものように解説をして参ります。
まず、私がこの本をオススメしたい方は以下になります。
①これから起業を考えている方
②実際に起業をしていて、もっと事業を拡大したい方
③ビジネスの本質を知りたい方
④リスクを冒しても叶えたい夢がある方
⑤自分が働かなくても儲かるビジネスモデルに興味のある方
本書の説明の大半は、ビジネスに関わる人を４つのクワドラントに分類し、他のクワドラントへ移るための方法の解説になっています。
簡単に説明すると、
E（従業員）S（自営業者）B（ビッグビジネスオーナー）I（投資家）
という区分に分け、EやSに属する人がBやIへ移動して、精神的経済的自由を手に入れるために必要なノウハウが書かれています。
特に、SからBやIへ移るためにはどうしたら良いか？という内容が中心なっていますので、
起業家を目指す方の将来設計の参考になるでしょう。
最終的には、自ら手を動かさずにビジネスを大きく育てるための方法論です。
しかし、多くの人はE（従業員）に属していて、S（自営業者）にすらなっていません。
そこで、本稿ではまず独立起業するために必要な精神とは何か？という部分に重点を置いて分析してみたいと思います。
ところで、皆様は「安定」とはどんな状態のことをイメージするでしょうか？
先日のコラムでもお話しましたが、
私は「現状維持は既にリスクである」と考えています。
特に今の民間企業の給与体系は、年齢を重ねるごとに昇給していくことを約束するものではありません。
マネジメントなどの差別化を図れるスキルを身につけなければ、給与が頭打ちになるばかりか、職を失う危険性すらあります。
それでも、現状維持を望むことは「安定」と言えるのでしょうか？
一つの会社で働き続け、そこで必要とされなくなった時、明確な選択肢は見つかるのでしょうか？
そういう意味で考えると、独立起業を志すことは、将来的な安定を求めることと決して対極に位置するわけではないと私は理解しています。
しかし、起業家を目指すためにはどうしても押さえておかなければならないことがあります。
ご存知のとおり、サラリーマンとして過ごす生活とは、全く違ったマインドで望まなくてはなりません。
それでは、起業家に必要なマインドとはどういうものなのでしょうか？
私がこの本を最初に読んだ時に、とても印象に残った言葉をご紹介します。
「世界で一番安全な場所は刑務所である」
如何でしょうか？
確かに、刑務所は安全ですよね。
警備が厳重ですから。
少なくとも、普通に生活を送るよりは命の危険に曝される危険は低いと言えるでしょう。
特に、最近では日本も結構物騒ですからね。
では、皆すすんで刑務所で生活を送ることを望むでしょうか？
少し極端ですが、これが大きな違いということです。
要するに、「安全」よりも「自由」を求める。
これが、「起業家精神」である、と説明しています。
この考え方が馴染まない方は、独立起業することは諦めて、サラリーマンとして成功することを目指した方が良いかも知れません。
サラリーマンをしながら副業で成功を目指すような、ローリスクなやり方もあると思います。
この本は、ビジネスにとって重要な要素がたくさん書かれていますので、純粋にビジネスの教科書としても使うことが出来ると思いますが、ビジネス理論ではなく起業家であるロバート・キヨサキさんの失敗から学んだ生の意見が聞けるので、具体的に起業をイメージしている方の方が参考になる部分は多いと思います。
本日も最後までお読み頂き、
誠に有り難うございました！
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