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本日は、僕の尊敬する人物の一人、船井幸雄先生の本についてご紹介します。
タイトルを見て→中身を見て→即決!
ここまで1分かかっていなかったかも知れません。
それくらい、惹き付けられる本でした。
まず断っておきたいことは、僕などがおいそれと評価できるような方ではないということ(笑)
それを踏まえた上で、色々と「意見」を書かせて頂きます。
まあ、意見というよりは、参考になったことばかりですが。。
論点としては、医師とコンサルを比較して、必要なスキルが似ているという分析をされています。
そして、医師もコンサルも残念ながら「本物」が殆どいないということ。
それが、本のタイトルの答えです。
その気づきを、執筆された病院のベッドの上で得たというのが、更に興味深いですね。
船井先生によると、本物のコンサルになるには、ある一定の数をこなさないと「一人前」では無いという考えのようです。
全体として、ノウハウは全くと言って良いほど書かれておらず、船井先生のコンサル觀を形成する基となった生き方や考え方について説明しています。
色々と見るべきポイントは沢山ありますが、幾つか私なりにテーマを絞ってピックアップして考察します。
①「一人前」の定義
仕事をやる以上、プロ意識の無い仕事はあり得ないと思います。
きっと僕と同じく真剣に取り組んでいる方は、沢山いらっしゃるでしょう。
しかし、船井先生は更に厳しい仕事観をお持ちのようです。
こと経営コンサルや医師のように、クライアントの命を左右する仕事をする者は、命がけで仕事に取り組むべきだというお考えです。
それは、常に顧客に親身になって考えるということ。
確かに、親身にクライアントの相談に乗ってくれず、自分の考えばかり押し付ける医師やコンサルは少なくない。
「先生」と呼ばれるような人の話には、疑問や違和感を感じつつも、従ってしまう顧客は多いでしょう。
でも、そんなのは「ニセモノ」だと。
僕もそう思います。
これを読んで、僕は一つのことを誓いました。
どんなに成功しても、必ずお客様の立場に立って仕事をすることを忘れない!
いつも顧客目線で考えられる、コンサルタントでありたいと思います。
②「直観」で分かること
大切なのは、「ノウハウ」ではなく、経験に裏打ちされた「直観」である、というお話です。
やたらノウハウ本を読み漁り、直ぐに結果を求めたがる人がいます。
実は、昔の僕もそうでした。
そして、焦りすぎて重大な失敗をし、クライアントや周りの社員に沢山の迷惑を掛けました。
今思えば、やはり経験不足が全てでした。
経験不足なのに、顧客に中途半端なサービスを提供していた未熟さに、今思い出しても恥ずかしい気持ちになります。
でも、失敗することで、ビジネスパーソンとしても、人間としても、本当に大きく成長出来たと思っています。
失敗を経験しながら実践することで、「経験知」が「暗黙知」に変わり、あれこれ考えなくとも答えが「閃く」ようになるのでしょう。
船井先生だけではなく、世の「達人」と呼ばれる方は皆会得している世界観なのかな、と考えます。
この本を読んで感じたこと。
それは、小手先のことを学ぶ前に、
◼︎ 自分の生き方や仕事への取り組み方
◼︎ 家族との日々の接し方
◼︎ 稼いだお金をどうやって使うか
◼︎ 成功したらどうやって恩返しするか
まずそのような自分の「軸」をしっかり構築するのが重要だと思いました。
でも、失敗することで、ビジネスパーソンとしても、人間としても、本当に大きく成長出来たと思っています。
失敗を経験しながら実践することで、「経験知」が「暗黙知」に変わり、あれこれ考えなくとも答えが「閃く」ようになるのでしょう。
船井先生だけではなく、世の「達人」と呼ばれる方は皆会得している世界観なのかな、と考えます。
この本を読んで感じたこと。
それは、小手先のことを学ぶ前に、
◼︎ 自分の生き方や仕事への取り組み方
◼︎ 家族との日々の接し方
◼︎ 稼いだお金をどうやって使うか
◼︎ 成功したらどうやって恩返しするか
まずそのような自分の「軸」をしっかり構築するのが重要だと思いました。
人生設計について、生き方についてしっかりとしたブレない軸を確立したい。
ある一定の経験を積まなければ「一人前」でないのなら、とにかくひとつひとつの仕事に真剣勝負で取り組もう。
そういう思いを強くしました。
実は、書評ブログを書こうと決意させてくれたのも、この本の影響です。
以前から、書くことで記憶が強化されることを認識していましたし、そのためにブログなどで「書く」という作業を習慣化しようと考えていましたが、今は今後の自分の豊かな人生のために、日々「書く」という作業に取り組んでいます。
経営やコンサルティングなどのお仕事をされている方は、この本から「気づき」が多いのではないでしょうか。
【追記:2015年11月】
書評を書いてから5年が経ち、僕もコンサルタントとして独立して仕事を請け負う立場になりました。
仕事よりも、まず自分の軸をしっかりつくることの重要性について気づいたあの日から5年。
家庭も持ち、社長になり、自分の中に確固たる軸が築かれたことを思うと、まさにこの本にルーツがあったのかなぁ、と感慨深い気持ちです。
これからも、この本にあるように、命がけでクライアントの求める結果を追求するレベルに達するため、更なる精進の日々です(^_^)
本日も最後までお読み頂き、誠に有り難うございました!
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