大学の同窓会栃木支部の演奏会。

今回は真岡市民会館の小ホールにて行う運びとなりました。

実に参加させていただいたのは10年ぶりです。

今回三月のリサイタルでお世話になる大学の大先輩方、後輩達。
様々な方から刺激を受け、暖かい雰囲気の中演奏会を終えることができました。


周りが華やか過ぎる。。。
奏者としてはまさかの男一点。

ですがしっかり仲間の一員として迎えていただき、なんか久々にホッとする時間でもありました。

今回は三月のリサイタルに向けてというのもあり、ジャン-フランソワ・ミシェルのソロ曲とカルメンを演奏させていただきました。

ジャン-フランソワは現在スイスで活躍する作曲家で元ミュンヘンフィルのトランペット奏者だった経歴の持ち主。
とても豊かな曲ですが、現代の音楽を演奏するだけだと、どうしても理解が難しい。

しかし、実際にこの曲に所縁のある街で過ごしていたのと作曲家も知っていたので、どうしても演奏したかった。
少し斬新ではありましたが演奏する前に語り口調で説明をしたり、一部お客さんと一緒に奏でる部分をアドリブで作ってみました。

曲を伝えるのはもちろん条件として当たり前ですが、少しでも敷居を跨ぎやすくしたいと考えた結果は、三月に向けて新しいアイデアの可能性を与えてくれたように感じました。






打ち上げは金管のそれとは違く、フレーバーティーの香る素敵な会!

真岡でも有名なレストランなのだそうです。

ひと段落、とはまだ参りませんが今日明日は少しゆっくり過ごします。

そんな訳でイタリアから帰ってきている先輩に会いに渋谷に向かいます🌱

BGMはmnozil Brassの“What are you doing the Rest of your life“.

2011年、シャゲールのブラスフェスに行った時、10時間の道のりを電車を乗り継いでワクワクしながら向かいました。
そこはオーストリアのメルクという場所でとても、大きな修道院がある場所でも有名です。

会場はその修道院で電車を降りると遠くの方からフェスティバルのファンファーレが耳に入りました。
タンホイザー序曲(ブラスとはいえもちろん原調です)
その音をする方を向いてみるとライトアップされた修道院が。

移動疲れなど吹っ飛び、ワクワクしながら会場に向かったのを覚えています。

このCDはそんな時に購入したもので、今までのブラスの印象をガラリと変えてくれた一枚で今でも無性に聴きたくなる一枚です。

オリジナルはジャズナンバーの様で、シナトラやビルエヴァンスなどもナンバーに入れていたようです。

みんなが生き生きと笑って人間の美しい部分が自然と出てくるような空間。



ジェイムスモリソンの技術に圧倒され、ムノツィルの音に興奮し、オットマーの音に心を打たれ、クラシックもビックバンドもジャズも全てが一箇所に集まり、一気にオーストリアサウンドに染まった瞬間でした。

だいぶ路線がそれましたね笑笑

なんてワクワクした思い出をポカポカ陽気に包まれながら、湘南新宿ラインで目指すは渋谷。

休むぞーー!!