さて…
ブログ復活の初めですが
やっぱり書いていた頃の様に文章が進みませんね。
まぁ初心に戻って書いて行きましょう。
実はブログをずっと書いていた時は移動中や空いた時間にメモに少しずつ書き留めていました📝
アイフォンのメモ機能にはアイフォン自体の媒体に保存するものとiCloudに保存する物があり、ひょんなことからそれを見つけてしまったのです。
はい、心の中で突っ込んだ方もいるでしょう。
私は根っからの機械音痴なのです。
こういうのは知らないしましてやiCloudなんていまだに使い方が分かっていません笑
悪しからず…😏
知らぬは恥。まさにその通りですが、機械に関しては本当に…
話を戻しましょうね笑
そしたら当時まだブログにしていない物がいくつか出てきましたのでまずはそこから初めて行こうと思います。
というわけで、時系列、文章等は色々あると思いますが慣れるまで一緒にお付き合い頂けたらと思います🍻
タイトルにもあるように今日はフィルハーモニアのゲストで演奏させていただいた時に綴っていたメモより📝
少し恥ずかしい気もしますが、当時の思いをリスペクトして誤字脱字を除き、ほぼ未編集で行きます!(メモから抜粋の際には抜粋の部分を文字の色を変えて書いてみます)
言葉はやっぱすごい力がありますね。
音楽も改めて1つの言葉なんだと思う。
言葉に心がこもってるのはすぐに分かる。
汚い言葉遣いでも、心があったかい人は沢山いる。その裏もまた然り。
本質をどう見極めるのか。
それは音楽も人との付き合いも一緒で、心が弱いときはやっぱ弱い演奏になるという事を理解する。
さて、2日前からロンドンには入っています。
2回目となるフィルハーモニア・オーケストラ ロンドンでのプロジェクト。
2年前にアンドラ・シフの率いるオケにエキストラで乗せてもらった時、周りは有名なオケや名教授など名手揃いの中、なんとか埋もれまいと初日の演奏会を終えた後に、一緒に吹いていたトランペット奏者が声をかけてくれたのです。
「君の所属は何処?」
フリーですと答えると
「良い音だね。うちのオケで吹いてみない?今バストロがいなくてね。」
とても嬉しい言葉…と同時に状況理解し難しとはこの事でした。笑
勿論二つ返事で快諾。しかし恐ろしく上手いトランペット奏者だし、一体何処のオケの人なんだろうと思い、聞いてみると
「ロンドンのフィルハーモニアだよ!」
…!???
そんな夢のようなお誘いの中、舞い上がって翌日の演奏会でソロの部分をブリッと外した時に感じた視線も中々鳥肌ものでしたが…
プロジェクトの終わりに連絡先を渡して、半年後に今年3月にフィルハーモニアのプロジェクトに参加させて頂いたのです。
曲はまさかの演奏会前にあったドイツでのオーディションで思いっきりとちったブラームスの一番。。。
まぁしかし、ノーリスクノーファン!なるようになれと一からオケスタを見直して挑んだプロジェクトは無事に上手くいき、今回のプロジェクトに至ったのです。
今回は、現在ウィーンフィルの契約団員の素晴らしいトロンボーン奏者も参加し、十日間のスパンの中に7つのプロジェクトが入ったスケジュールです。
どれもこれも大曲続きで、初日からマイスタージンガー、惑星とゴリゴリのプログラム。
滅多に出来る経験では無いので、出来る限り精一杯楽しんでこようと思います!
2016年の出来事です。
この時は、ドイツの歌劇場の契約が決まった後で、そこからのフィルハーモニアからのお誘いで大興奮していた時でした。
フィルハーモニアに呼んでいただき、最初のプロジェクトがブラームスの一番だったのですが、電話があったのがオーディションで上手くいかずに終わって、すぐの出来事だったので鮮明に覚えています🧐
学生の時からCDでしか聞いたことのないオケ。
それの中で吹けるという特別な環境は、大切な1ページの一つです🍁
演奏で強く感じたのは響きの違いでした。
音程も大事ですが響きとバランスが欠けてはどんなに音程が合っていても混じらないのですが、ドイツのピッチは基準で443Hz、温かみがある中にパキッとした明るさが魅力でした。
しかしフィルハーモニアでは440Hzかと思うくらい低めに取り、しかも響きが芯よりも暗めに狙っていかないとはまらない。
慣れてくると重厚感があり、端的な言い方ですが包み込むような重厚さがあり、こういう吹き方もあるのかと大変に勉強になりました。
指揮者も個性派揃いの出会いがありました。
チャイコフスキーの5番では、ユーリ・テミルカノフ氏の指揮で今まで知っていたチャイコフスキーとは違う一面が見れたように感じました。
最初のリハで、一楽章の冒頭盛り上がりからエンジンフル回転😶
呆気にとられる隙もなく、オケがついてこれない。。。
すると一言肩をすくめて
「why?笑」
わーーーお😵
一番奏者のバイロンさんを見てみると
彼のリハは気にしなくて良いよ!
どういうことだろう?と本番まで不安タラタラで行ってみて本番で理解しました。
5番ってこんなに揺さぶられるんだと、新たな発見、そして感動がありました。
そいえば帰国してすぐに、オケスタ会に参加させてもらった時にこの興奮をと思い演奏したらみんなから非難轟々だったな…笑
別日にあったプロジェクトでも面白い指揮者でポーランド出身のウアバンスキー氏。
実力派の指揮者ですが、奥さんを連れてリハーサルに参加していて、仲睦まじいなぁと思っているとここから驚かされるのです。
ペールギュントの朝、気持ちよくなり後ろに座って聴いていた奥さんに目配せ。
奥さんウィンクとと共に、超満足のウアバンスキー。
ブラスセクション苦笑い笑
なんか面白い🌱
気持ちいいのだろうなぁ笑
余談ですが、オケではチューバはやっぱりEsテューバ!
しかもベッソンの古ーいのを使っていました。
味がある昔のピストン。
同プロジェクトの二部にあった展覧会の絵でのプロムナードのテューバとのデュエットはいつも聞く音よりもコンパクトで丸い響きが新鮮味がありロンドン色というものを感じた一場面でありました📝