幸せな就職へキャリアコンサルタント木村典子です。
アメブロのブログネタにまで、取り上げられていて、驚きました。
まだ決定した訳ではありませんが、「大学卒業後3年間は、”新卒扱い”で就職活動できるようにしよう。」と言う案が、出ていますね。
どう思われますか?
現状の新卒の就活が、卒業年の前年10月から始まって、学業との両立が難しかったり、厳しい就職状況・新卒偏重の採用などが、理由のようです。
私は、メリット・デメリットの両方を、とても大きく感じます。
一概に、「卒業後も、就職の門戸が広がって、名案!」とも喜べませんし、「それは絶対ダメだよ!」と言い切るのも、少々気が引けます。
もし、学生の現状・本音を知るキャリアコンサルタントとして、あえて、賛成か反対かどちらかを選べと言われたら、、、反対です。
確かに、学生時代は、就活のことを気にしすぎず、学業や部活などに専念できるようにも思えます。
確かに、卒業までに内定できなかった場合、プラス3年間の猶予が与えられて、チャンスが広がるように思えます。
しかし、、、
学生の気持ちになってみると、、、
「別に、卒業しても3年間は、新卒で就活できるんだし、慌てなくてもいいよね。」
と、安易に先延ばしにしたくなっても、不思議ではありません。
採用する企業の気持ちになってみると、、、
「卒業してから、日々、何をして過ごしたたんだろう?」
「なぜ、卒業までに就職しなかったんだろう?」
と、気になるのが自然ではないでしょうか!?
そこに納得できる理由 や 成長が見受けられなければ、卒業生をあえて採用する理由が、見当たりません。
キャリアコンサルタントとして考えてみると、、、
在学中に就職活動をして、内定に至らなかったのであれば、どこか改善点があるはずなんです。
そこを置き去りにしたまま、ただ就職を先延ばしにしても、結果は同じ。
そして、
もし、卒業後4年目になって、未就職の状態だったなら、「3年間新卒扱い」も外れて、中途採用枠へチャレンジすることになります。非常に難易度が高い
・・・・・・・・・・
こうして、
メリット・デメリットを天秤にかけると、デメリットの大きさを感じざるを得ないんです。
制度プラスαが必要なんでしょうね。
あなたは、賛成ですか?それとも反対ですか?
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