畝の修復が済んだので,本格的な株の管理作業をスタートしました。多すぎる葉を掻き取ったり,不要なランナー(匍匐茎)や腋芽を摘み取ったりする作業です。
作業をしていたら,今シーズン第1号の赤いいちごを発見!
小粒。
この時期に赤く熟す状態にまでなっているということは,定植時期よりはるか前に花芽分化が起こっていたということです。8月中に分化していたのでしょうか。
正しくない時期に花房が出てくることを「不時出蕾」といいます。この実のついた花房は不時出来下ものかもしれません。
不時出蕾の場合,そのまま新しい葉が出なくなる「芽無し」「芯止まり」の状態に陥ってしまうことが多く,こうなるともう新しい花房が出てくることもなくなってしまうので,全く良くない事態です。
ただ,今回赤い実を着けたいちごの株を観察すると,確かに株自体は小さくて貧弱ですが,新しい葉は伸びてきているので,「芽無し」「芯止まり」にはなっていないようです。
出蕾(花房が伸び,蕾が見え始めること)は続々と始まっていますが,いかんせんまだ株自体が頼りない。葉掻きをやって,液肥を流して,株を大きくしようと努力しております。ちょっと仕事の量が増えてきました。