ヴェトナム旅日記①〜ハノイ編〜 | 白ひつじ野良り暮らり

ヴェトナム旅日記①〜ハノイ編〜

白ひつじ野良り暮らり

白ひつじ野良り暮らり

一年ぶりに、ヴェトナムへ。

今年も、オットの出張のお供と休暇を兼ねて。

成田を夕刻の便で飛び立つ。

上空からきれいな一番星と富士山を見る事ができて、幸先良し!

航空券とホテルだけネットで予約し、
今回はハロン湾には行きたいなー、という程度のゆるさで出発。

偶然とその時の気分に任せた方が、結果としていい旅になるというのは
経験上立証済み。

渋谷駅で迷うほどの方向音痴の私ですが、
海外だと妙に鼻がきく特異体質(←と過信している)を発揮して
7泊9日、いざヴェトナムへ!

白ひつじ野良り暮らり

ハノイへ到着。

35℃.湿度80%。

東京の暑さも今年は猛烈だったけれど
こちらも東南アジア特有のむせるような空気が体中にまとわりつく。

白ひつじ野良り暮らり

白ひつじ野良り暮らり


バイクと車の喧噪の中街を歩いていると、見覚えのある場所がチラホラ。
去年も歩いた通りのすぐ近くに、今回のホテルがあって
だんだん頭の中で地図がつながっていく。

現地の旅行会社で数日後のハロン湾のツアーを申し込んだあとは
旧市街をぶらぶら。

人が吸い込まれるようにホアンキエム湖へ入っていくので
思わずついて行くと納得!
湖を渡る風が気持ち良くて、休憩にぴったり。
街の中心にこんな湖があるのはいいな。

湖畔では、早朝は健康体操をするお年寄りが集まっていたり(仲間に入りたい)、
夜になると若い恋人たちがベンチにすわっていたり(仲間に入りたい)、
地元の人やら世界各国の観光客やらで、一日中にぎわっていた。

白ひつじ野良り暮らり

白ひつじ野良り暮らり

交通ルールはあってないようなものなので、
バイクにひかれないよう道を渡る時は命がけ。
つい視界が低くなりがちだけれど、
ふと見上げると味わい深い建物がみっしりと肩を並べていて、眺めるのが楽しい。

壁を共有していると思われる、うなぎの寝床のような奥に深い家。
路地裏を歩いていると、開けっぴろげな玄関から
テレビを観ている居間の様子や、生肉をさばく料理の様子がのぞけることがあって
そんな外と中、公と私の境界のゆるさが「ああ、アジアだなー」と感じさせてくれる。

白ひつじ野良り暮らり

白ひつじ野良り暮らり

お昼は食堂でブンチャーを堪能。
道路端にはみでた風呂椅子の席に通され、ちょっと嬉しい。
揚げ春巻きは、今回の旅でよく食べた。
山盛りのハーブと一緒に出されるけど、
おなじみのパクチーの他に生のドクダミも入っていたりする。
ヴェトナムは料理が美味しくて幸せ!
(炒め物やスープは残念ながら味の素味ですが・・・)

午後は民俗博物館に行き、少数民族の展示をいろいろと眺める。
去年訪問したカトゥ族の展示を見つけ、なんだか親しみを覚えたり
自給する素晴らしい織の伝統衣装に目を奪われる。

次回はぜひ、サパの村をトレッキングして
ショーウィンドウ越しではない、普通の暮らしを垣間見させてもらえたらいいなあと思いつつ、
現地の人々にカメラを向ける観光客の自分を想像して
ちょっと居心地の悪さを感じてしまった。


白ひつじ野良り暮らり

白ひつじ野良り暮らり

博物館の横にあるカフェは、若者の自立支援の訓練所が運営していて
私的にヒットの場所!やっぱりこういう場所でお金は使いたいと思ってしまう。
身の危険を感じる猛烈な陽射しを逃れ、
チェーと最高に美味しいフレッシュフルーツのスムージーでひと休憩。
クラフトリンクが運営するミュージアムショップもありました。

今回泊まったミニホテル「ゴンドラホテル」と「カリプソ・レジェンド・ホテル」は
旧市街の便利な場所にあり
暑さに疲れるとホテルに戻って休んだり
夕食前にシャワーを浴びに帰ったりと、居心地が良く過ごせた。
来年もここでいいな(←来年も来るつもり?)。
もっとも熱いシャワーと清潔なシーツ、
そしてフルーツたっぷりの美味しい朝食で簡単に大満足してしまう私ですが。

トリップアドバイザーとホテルドットコム、頼りになりました。


                        「ホイアン編」へつづく・・・。