栗駒山登山 前編 | 鬱と犬

鬱と犬

2004年4月に鬱に。
最近、妹から犬をもらい少しづづ回復の兆しが??
四十路女子の鬱と犬についての身辺雑記です。

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宮城県、秋田県、岩手県の三つの県にまたがる、栗駒山(標高一六二七メートル、秋田県側の須川温泉より往復三時間半で頂上、注一)に、昨日は登山しました。登山は二十四歳から始めて、好きです。一年三ヶ月ぶりの、山でした。

今日のブログに何の写真をのせようか、考えました。一番、懐かしい感情を寄りどころにしました。

今日の画像は、栗駒山頂上到達の二十分前の場所です。若干★じゃっかん★、紅葉しています。わたしがここで体感したのは、懐かしい、冷たい風でした。今の季節、下界ではあまり味わえない高所特有のあの風でした。ああ、山に来たんだなと実感しました。登山に対するブランクや日々の運動不足などの不安材料が消えた瞬間でしたーまた、わたしはこの風のある場所に還って★かえって★きたんだと。今まで、五十近い山で感じた風を、思い出しながら、高みを目指しました。


わたしは、登り道が得意ではないので、頂上に着いたら、安心しました。この前、何年かぶりに再読した横山秀夫作の「クライマーズハイ」(文春文庫)という小説の中で、

「晴れた日、厳冬期のエベレストの上空にはツルの一団を見ることがあるそうです」という一節があるのですが、わたしは栗駒山山頂で、優雅に飛ぶアゲハチョウを二匹、見たのです。見間違えかなとも思いましたが、同行の友達も驚いていました。不思議な気分になりました。

頂上からは、登山者のおじちゃんが教えてくれたのですが、昨年の宮城、岩手内陸地震の震源地が、見えました。頂上の神社に手を合わせました。わらじが、祀って★まつって★いました。 ー続くー

★一四五三字★

追記、画像は栗駒山山頂まで二十分地点。


注一、参考文献 「日本百名山を登る」上巻 昭文社 二千年四月 ◎登山を始めた時からのわたしのお供のガイドブックです。なお、本日の栗駒山は、日本二百名山です。