追憶のお正月の集まり | 鬱と犬

鬱と犬

2004年4月に鬱に。
最近、妹から犬をもらい少しづづ回復の兆しが??
四十路女子の鬱と犬についての身辺雑記です。

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今日から仕事開始。さすがに一月二日は、若い方ばかり。地元への帰省組かな。久しぶりに仲間と集うみたいな。いつものお客様の層とは、違います。うちは、だいたい五十歳前後のお客さん多いから。若い歌ばかりカラオケから流れる。若すぎて初めて聞く歌が多い。これから、十四日まで休みなく、ノンストップです。年末に続き第二の繁忙期かな。忙しいと更新時間が三時過ぎるかな。十二時前後の更新は、店が暇な時でしょうか。


今日の画像は、新年に使おうと温存。飛行機の中から撮影した富士山。たぶん。違うかな。この勇姿は。見つけた時えらい興奮した。面白いアングルだと。スクープ狙う記者の眼差し。本当は飛行機の中って、携帯禁止ですよね。さくっと撮りました。こんなに書いて違ってたら、恥ずかしいけど、わたしには富士山に見えた。久しぶりに国内線乗りましたが、ペットボトルの専用の検査機械あったり、手荷物のライターは一つまでで、もう一つは、没収。海外はもっと厳しいんでしょうね。昔、乗ったインドの国内線は、別室で厳重なボディチェックで、一番、検査された気がした。日本もそんな時代なのかな。


一月三日といえば、わたしは忘れることが出来ない。父方の親戚の集まりだった。年末に海外旅行に行っても、この日には戻った。四階の祖母の家に親戚が集まった。おせち食べて、煮物食べてビールで乾杯。みんな、どこかで、あの人が上がってくる足音を待っていた。あの人は季節遅れたサンタクロースみたい。少し落ち着くとあの人、祖父登場。祖母の顔がこれ以上ないくらい、晴れやかになる。お年玉もらって、祖父の一眼レフカメラで、一家ごとに記念撮影。これが、ならわしだった。
祖父母は離婚していた。小さい頃は知らなかった。祖父はお正月に来る人だと思ってた。離婚しても、祖母はわたしたちの前で、一度も祖父を悪く言うことはなかったし、一月三日の集まりでは、本当に幸せそうだったから。わたしもそんな祖母の姿が大好きだった。今では二人は同じお墓に仲良く眠っている。

祖父母がいない今、お正月の集まりもなくなった。でも、記憶の中にしっかり色ずいている。わたしも一度愛した男の人を悪くいうことは、できるだけなくしたい。祖母から学んだこと。愛した事実の方がずっと、尊いから。

天国のおじいちゃん、おばあちゃん、あけましておめでとう。孫は北の大地で、元気かな。

★一九九六字★

追記、写真は飛行機からの本人は思う、富士山。