PTSD | 鬱と犬

鬱と犬

2004年4月に鬱に。
最近、妹から犬をもらい少しづづ回復の兆しが??
四十路女子の鬱と犬についての身辺雑記です。

お正月の交通事故の影響で吐き気が止まらなかった。

ムチウチかな、と思った。

気を失う程、脊髄が痛んだ。歩くのも苦痛だった。

また、山や旅に行けなくなるのか、予期不安に襲われた。たまらなくなり、山仲間に電話した。そうしたら、落ち着いた優しい声で、もし入院したら、お見舞いに行ってあげるから、と言われた。少し落ち着いた。


粉雪の降る中、独りで救急外来に歩いた。泣きじゃくった。そして告げられた病気は、PTSD。また、病気が増えた。へこんだ。ついつい恋人に電話した。こんな病気ばかりの女は厄介でしょ、嫌でしょ、と。素直な気持ちを初めて、吐露した。半分、わたしは泣いていた。恋人は、苦笑もしなかった。今日は早く寝なさいと言ってくれた。病気の事には、触れなかった。また、安心した。素直に、わたしは恋人の言葉に従った。睡眠薬と鎮痛剤に包まれて、久しぶりによく眠れた。いやな夢も見なかった。

これから、また、わたしは病気の事で痛み、悩み、泣くだろう、転ぶだろう。でも、去年の孤独とはあきらかに違う。わたしには、今のわたしにはたしかに抱きしめて、声を聞かせてくれて、頑固にも厄介なわたしを支えてくれる真面目で勤勉な、そしてわたしには甘いと思う恋人が側にいる。その事実が、とてつもなくわたしを甘やかす。本当に甘やかす。安心を初めて、得た。