兵庫県議会議員定数等調査特別委員会に対して、私見を文書で提出しますので、お知らせします。
         平成26年2月28日

議員定数等調査特別委員会
委員長 立 石 幸 雄 様

       無所属 野々村 竜太郎

議員定数等調査特別委員会 正副委員長試案等について

 平素は議員定数等について真摯な 議論等にご尽力賜り、誠にありがと うございます。
 さて、みだしのことについて、下 記の通り、私見を文書にて提出しま すので、よろしくお願いします。

         記

1. 意見 議員定数等調査特別委 員会 正副委員長試案は反対し、第101号請願 兵庫県議会議 員選挙の1票の格差を2倍未満 にすることを求める件は不採択とするよう求めます。
2. 理由 日本国憲法が求める民 主主義は「一人一票」の選挙権を持つ有権者の多数決によって、議会が構成されることです。しかし、我が県の現状はそうなっていません。一票未満の 選挙権しか持たない有権者が、全有権者の過半数を占めるため、有権者のレベルの少数決で議案が可決されています。
 即ち、多数の有権者は「一人前以下の県民」と扱われています。大変な不正義です。同じ兵庫県民の中に、一票未満の投票権しかもたない「一人前 以下の兵庫県民」がいることは、 不正義の最たるものです。 正義は速やかに実現されなければなりません。
 しかし、今回示された正副委員長試案及び第101号請願の内容で は、「一人一票」を実現することはできず、本県議会が抱える問題を解消するものではないからです。
 具体的には、同案によります と、高砂市選挙区(定数1)の 人口(平成22年国勢調査、以下同様)は93,901人、特例選挙 区である養父市選挙区(定数 1)の人口は、26,501人ですの で、高砂市選挙区のいわゆる1 票の価値は、養父市選挙区と比べて「一人約0.28票」になり、 特例選挙区を除きますと、朝来 市選挙区(定数1)の人口 は32,814人ですので、高砂市選 挙区のいわゆる1票の価値は、 朝来市選挙区と比べて「一人 約0.35票」になります。
 さらに、同案4 公職選挙法改正への対応については憲法が求 める民主主義「一人一票」の選挙権を持つ有権者の多数決によって議会が構成されるという本質が理解されておらず、同請願の内容は「一人限りな く0.5票」の選挙権を許容する趣旨であるので、我ら議員たる由縁の正当性の根拠たる有権者の投票価値の平等を蹂躙するものです。
 なお、「一人一票」の実現が困 難な背景には、都道府県議会議員の選挙区の区割りを市町村単位によるとする公職選挙法の制限があります。
 よって、日本国憲法が求める民主主義を実現するためにも、現行の市町村単位による都道府県議会議員の選挙 区の区割りについて、都道府県 のそれぞれを1つの単位として 各都道府県議会議員選挙を行うか、少なくとも、投票権を一票に限りなく近づけるために、市町村の区域を丁や字単位まで分割することができるよう、国に対し公職選挙法の改正を求めていく必要があると考えます。
              以上
 最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございます。心から、お礼申し上げます。
 応援していただいている西宮市民の皆様、実際に投票していただいた11,291名の皆様に、感謝を込めて
 がんばろう日本!
 負けないで!
 諦めないで!
 挫けないで!
 兵庫県議会議員 西宮市選挙区 
 野々村 竜太郎


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