第313回定例兵庫県議会が開会しました。
 条例案件が5件と、その他の案件4件が審議されます。
 法改正に伴う技術的な案件が主なものであり、実務にはほとんど影響ないものと考えます。
 知事提案説明を受けた限りでは、議案の説明よりも、諸般の報告に力点が置かれているように思いました。
 即ち、今夏の電力需給見通しを踏まえた緊急省エネ・節電対策や、東日本大震災の復興支援、防災・減殺対策、健康福祉対策、経済雇用対策、農林水産業の競争力強化、地方分権改革の推進などです。
 特筆すべきは、15%の節電目標を全県を挙げて積極的に取り組む意気込みやその支援です。
 県立施設をクールスポットとして指定したうえで、施設使用料の2分の1を減免するのを評価するものの、午後1時から4時までの使用や入館に際しては全額免除したり、昨年同様、商業施設を積極的に利用するのを呼びかけるなど、もう一歩踏み込んだ言及が望ましい。
 さらに、計画停電等を想定して、セーフティネットの構築への検討を進めていることを高く評価します。
 また、震災廃棄物処理の受け入れの前提として、大阪湾フェニックス処分場など焼却灰の処分先の確保や処理の費用負担の明確化などの市町からの指摘を受けて、大阪湾フェニックス処分場での焼却灰の受け入れにあたり、海水との接触を避ける方策を慎重に検討する姿勢も高く評価します。
 来月開設される発達障害がある子どもの早期発見と支援を担う県立こども発達支援センターや、保護者の交際相手などの子どもと同居していない者からの暴力を放置することも養育放棄であるのを明確にした虐待対応マニュアルの適切な運用に期待します。
 手前味噌ながら、産業労働常任委員会委員としては、県内企業の海外事業展開の支援や、理工系大学生等と中小企業とのマッチング、新卒女子学生向けの企業説明会、女性の再就職支援対策に加えて、新設される香港経済交流事務所に注目します。
 ただ、中小企業制度融資よりも、直接補助の方が有効ではないかという疑問があるが、産業集積条例にかかる誘致補助金の問題もあり、返金ルールも含めて、直接補助のあり方を整理・精査する必要を感じます。
 日本一の丹波栗産地の復活に限らず、おしい!広島キャンペーンを見習い、兵庫県の再発見や日本一にかかる戦略は重要だと思います。
 最後に、NHK大河ドラマ「平清盛」の視聴率低迷は、豪華キャストにも拘わらず、おしい!と思います。
 第313回定例兵庫県議会に関するアンケートに、ご協力ください。
 最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございます。心から、お礼申し上げます。
 応援していただいている西宮市民の皆様、実際に投票していただいた11,291名の皆様に、感謝を込めて
 がんばろう日本!
 負けないで!
 諦めないで!
 挫けないで!
 兵庫県議会議員 西宮市選挙区 
 野々村 竜太郎


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