先週末、千葉県富津市で行われたFrau主催のワークショップ『Be Wolf Camp』に参加してきた。過去に、いろんなキャンプに参加したことがあっけど、こんなに肉体的にきつかったのは、初めてだった。オオカミの知恵から学ぶキャンプなのだが、様々なアクティビティから、自己肯定感、心のメカニズムなども学べるキャンプだった。もともとは、同和地区で始めたキャンプだそうだ。
そのキャンプのチーフディレクターが、松木正さんだ。以前、自然環境系のNPOで働いていた時に、彼の主宰する『マザーアース・エデュケーション』という名前を知り、何人かの知人が彼のワークを受講していたこともあって、いつか私も、と思っていたところだった。
実際に、松木さん本人にお会いし、ワークも受けた後なので、本の方はすんなり入っていけた。
以下読後のメモ
===================================
・火を囲むことは、幸せを囲むこと。底にたまる中心の火が肝心だ。
(幸福を育てるには、中心になる何かが肝心だ)
火のそばでは、沈黙の時間も気にならない。けんかする人もいない。
炎をながめているだけで、ときのたつのも忘れてしまう。火の仲立ち。
・すべては正しい時に、正しい場所で起きる
・自分のハートが「よし!」と言ったことに人は決して後悔しない
・信頼(Faith)のないところには、何も起こらない
Faith(信頼)は、すべてAccept(受け入れる)から始まる
分かち合う(Sharing)
・矛盾と同居できる人は美しい
・利己的な人ほど、傷つきやすい
・言葉というのは響きだ。響きには、魂が宿る。ラコタの人たちにとって「言葉」は、「スピリット」と同じ意味を持つ。
・人の心はわからない。だから忍び寄るのだ。
・「受け取る」ことと「受け入れる」こととは違う
あなたと私をはっきりと、分かつこと。
・「きみは冷たい人やね」言った相手の問題であって、あなたが同意する必要はない。
・執着しなければ、ものも人も、必要な場所へとめぐっていく。
「ギブ・アウェイ」:自分の持っているもの、知っていること、出来ることを見返りを期待せずに「与えつくす」意。
・愛を求めすぎるものは、力を失う。力を求めすぎるものは、愛を失う。
・自分を信頼すること~それは最もすばらしい生き方~
答えは自分の心の中にある。Accept you! きみを受け入れなさい。
てめえのケツは、てめえでふけ!
一番大事なのは、自分の心の内側に自分自身で歩み寄っていき、答えを見つけ出してくること。
・人生の悲劇は、苦しいことにあるんじゃない。何を見落としたかにあるんだ。
・自然の変化に気づく3つのポイント
1)Slow down ゆっくり歩く
2)Silence 沈黙
3)Get down しゃがんでみる 視点を変える
・人生の悲劇は、自分の内なるスピリットのささやきを聞き逃すこと。
・思い通りにならないものを自分の中に受け入れたとき、相手の声が聞こえてくる
・「つながり」は「かかわり」の中で見えてくる。すべては、思い通りになんてならない。
・自立しようと思ったら、ヘルプメッセージを出せなくてはいけない。
誰もが助けを求める権利がある。
子どもも大人もみーんな「助けてくれ~!」と言っていい
・人が泣くときと、笑うとき、自分の魂とつながることができる
・Walk in balance! 調和の中を歩め!
・思い悩んだり、身動きが取れなくなったとき、遠い先を考えるのではなく、大それた夢をみるのでなく、「今ここに、目の前にいる人のために」自分が出来ることを与えつくす。
・「今ここ」という瞬間に、幸せになる種や元気になる種が落ちている。
・今日は死ぬのにもってこいの日だ、と思って生きる。
などなど。
松木正著『自分を信じて生きる~インデアンの方法~』小学館
Be Wolf Camp のオオカミのぬいぐるみ
不安や恐れの象徴 マニトゥ