松木正著『自分を信じて生きる〜インデアンの方法〜』 | のんの日々

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 先週末、千葉県富津市で行われたFrau主催のワークショップ『Be Wolf Camp』に参加してきた。過去に、いろんなキャンプに参加したことがあっけど、こんなに肉体的にきつかったのは、初めてだった。オオカミの知恵から学ぶキャンプなのだが、様々なアクティビティから、自己肯定感、心のメカニズムなども学べるキャンプだった。もともとは、同和地区で始めたキャンプだそうだ。

 そのキャンプのチーフディレクターが、松木正さんだ。以前、自然環境系のNPOで働いていた時に、彼の主宰する『マザーアース・エデュケーション』という名前を知り、何人かの知人が彼のワークを受講していたこともあって、いつか私も、と思っていたところだった。

 実際に、松木さん本人にお会いし、ワークも受けた後なので、本の方はすんなり入っていけた。

以下読後のメモ
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・火を囲むことは、幸せを囲むこと。底にたまる中心の火が肝心だ。
  (幸福を育てるには、中心になる何かが肝心だ)
 火のそばでは、沈黙の時間も気にならない。けんかする人もいない。
 炎をながめているだけで、ときのたつのも忘れてしまう。火の仲立ち。

・すべては正しい時に、正しい場所で起きる

・自分のハートが「よし!」と言ったことに人は決して後悔しない

・信頼(Faith)のないところには、何も起こらない
 Faith(信頼)は、すべてAccept(受け入れる)から始まる
 分かち合う(Sharing)

・矛盾と同居できる人は美しい

・利己的な人ほど、傷つきやすい

・言葉というのは響きだ。響きには、魂が宿る。ラコタの人たちにとって「言葉」は、「スピリット」と同じ意味を持つ。

・人の心はわからない。だから忍び寄るのだ。

・「受け取る」ことと「受け入れる」こととは違う
 あなたと私をはっきりと、分かつこと。

・「きみは冷たい人やね」言った相手の問題であって、あなたが同意する必要はない。

・執着しなければ、ものも人も、必要な場所へとめぐっていく。
 「ギブ・アウェイ」:自分の持っているもの、知っていること、出来ることを見返りを期待せずに「与えつくす」意。

・愛を求めすぎるものは、力を失う。力を求めすぎるものは、愛を失う。

・自分を信頼すること~それは最もすばらしい生き方~
 答えは自分の心の中にある。Accept you! きみを受け入れなさい。
 てめえのケツは、てめえでふけ!
 一番大事なのは、自分の心の内側に自分自身で歩み寄っていき、答えを見つけ出してくること。

・人生の悲劇は、苦しいことにあるんじゃない。何を見落としたかにあるんだ。

・自然の変化に気づく3つのポイント
1)Slow down ゆっくり歩く
2)Silence 沈黙
3)Get down しゃがんでみる 視点を変える

・人生の悲劇は、自分の内なるスピリットのささやきを聞き逃すこと。

・思い通りにならないものを自分の中に受け入れたとき、相手の声が聞こえてくる

・「つながり」は「かかわり」の中で見えてくる。すべては、思い通りになんてならない。

・自立しようと思ったら、ヘルプメッセージを出せなくてはいけない。
 誰もが助けを求める権利がある。
 子どもも大人もみーんな「助けてくれ~!」と言っていい

・人が泣くときと、笑うとき、自分の魂とつながることができる

・Walk in balance!  調和の中を歩め!

・思い悩んだり、身動きが取れなくなったとき、遠い先を考えるのではなく、大それた夢をみるのでなく、「今ここに、目の前にいる人のために」自分が出来ることを与えつくす。

・「今ここ」という瞬間に、幸せになる種や元気になる種が落ちている。

・今日は死ぬのにもってこいの日だ、と思って生きる。

などなど。


松木正著『自分を信じて生きる~インデアンの方法~』小学館



Be Wolf Camp のオオカミのぬいぐるみ


不安や恐れの象徴 マニトゥ