今朝のワシントンポストのお悔やみのところに、

2人の方が大きく記事になっていました。

 

ブレジンスキー氏 と グレッグ・オールマン氏なんですけどね。

 

ワシントンポストはシナ新聞なので、ブレジンスキーの方が最初に記事になるのかと思ったら、グレッグ・オールマンの方が先に記事になっていてなんか苦笑してしまいました。  そこは譲れない?ってか??! ( ´艸`)

 

 

日本でも一応報道されていますね。

 

グレッグ・オールマン氏死去 米バンドボーカル

2017.5.28
 

米メディアによると、グレッグ・オールマン氏(米ロックバンド、オールマン・ブラザーズ・バンドのボーカル兼オルガン担当)が27日、南部ジョージア州サバンナの自宅で死去、69歳。死因は不明だが、ここ数年は病気を患っていた。

 47年、テネシー州ナッシュビル生まれ。兄のデュアン・オールマン氏らと69年に結成した「オールマン・ブラザーズ・バンド」は、ブルースやカントリーの音楽性を強く打ち出した 「サザン・ロック」と呼ばれるロックの代表的存在になった。(共同)

http://www.sankei.com/entertainments/news/170528/ent1705280004-n1.html

 

ブレジンスキー氏死去 米政界の重鎮 元大統領補佐官 

2017/5/27

 

【ワシントン=小竹洋之】カーター米政権(民主党)で 国家安全保障担当

大統領補佐官を務めたズビグニュー・ブレジンスキー氏が26日、

米南部バージニア州の病院で死去した。89歳。娘のミカさんが発表した。

ロシアや東欧に明るい政治学者で、米外交政策の指南役として長く影響力を行使した。

ポーランド生まれ。米ハーバード大で博士号を取得し、米コロンビア大教授などを経て、1977~81年に大統領補佐官を務めた。

中国との国交正常化や第2次戦略兵器制限条約(SALT2)の調印などに尽力した。

 退任後も米外交界の重鎮として存在感を示し

ヘンリー・キッシンジャー元国務長官らと並び称された

70年代に短期滞在した日本の閉鎖性や変革能力の乏しさなどを「ひよわな花」と表現したことでも知られる。

 

カーター元大統領は直ちに声明を発表し「すばらしい公僕だった。誰もが彼の意見を尊重した」と悼んだ。

 

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDC27H2T_X20C17A5EA4000/

 

さっそく、北野氏がわかりやすく書いてくださっていましたので転記させていただきます。

 

ロシア政治経済ジャーナル No.1563 
2017/5/28

 

★アメリカ政界の黒幕ブレジンスキーの死

全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。

アメリカで、相次いで超大物が亡くなっています

3月20日、デヴィッド・ロックフェラー

さんが、101歳で亡くなりました
そして、

5月26日、今度はカーター大統領の補佐官を務めたブレジンスキーさんが亡くなりました。

元米大統領補佐官、ブレジンスキー氏死去
読売新聞 5/27(土) 13:57配信 
【ワシントン=黒見周平】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)などは26日、米カーター政権で国家安全保障担当大統領補佐官を務めた

ズビグニュー・ブレジンスキー氏(89)が同日、バージニア州の病院で亡くなったと伝えた。>

陰謀論の世界では、デヴィッド・ロックフェラーさんが

主人公。
そして、キッシンジャーさんとブレジンスキーさんが

準主人公。

キッシンジャーさんは共和党

ブレジンスキーさんは民主党ですが、

お二人とも公職を離れた後も、大きな影響力を持ちつづけてきた

キッシンジャーさんは、トランプの外交顧問的立場
一方で、

ブレジンスキーさんは、オバマさんの顧問的な立場にありました

今回は、「陰謀論の準主役」ブレジンスキーさんについて知っておきましょう。

▼ブレジンスキーさんの前半生

ブレジンスキーさんは1928年、ポーランドの首都ワルシャワで生まれました。
名門貴族の家系です。
お父さんのタデウシュさんは、外交官
1931年~35年、お父さんは、ドイツに赴任しました。
もちろん、子ブレジンスキーさんも一緒です。
ちょうど、ヒトラーが政権についた時期と重なっていた。
要するに、幼かった(ドイツ時代3歳~7歳)ブレジンスキーさんは、

「ヒトラーとナチスの台頭」を目撃することになったのです。
少しは記憶に残っていたのでしょうか?
タデウシュさん、次の赴任先は、スターリンのソ連でした。
赴任した頃、ソ連はスターリンによる大粛清の真っ最中。
なんか、お父さんも子ブレジンスキーさんも大変です。
次の赴任先は、カナダでした。(1938年)
翌年、ブレジンスキー一家を、大きな不幸が襲います。
そう、ヒトラーが1939年、ポーランドに侵攻した。
それで、ブレジンスキー一家は、祖国に帰れなくなってしまった。
1945年、第2次世界大戦は終わりました。
しかし、ポーランドは、「共産国家」になってしまい、帰ることができない。
ブレジンスキーさんは、こんな背景もあり、かなり反共でした
そして、多くのポーランド人同様、反ロシアです
ブレジンスキーさんはカナダで育ちましたが、後ハーバード大学院に進みます。
卒業後は、まずハーバード大学で教鞭をとり、後にコロンビア大学に移った。
コロンビア大学教授として、彼の専門は、共産圏の政治・外交研究でした。

▼ブレジンスキーの飛躍
さて、「陰謀論」によく登場するブレジンスキーさん
どうしてそういう話になったのでしょうか?
もっともよく登場するのは、「三極委員会」に関連して。
「三極委員会」は、よく「陰謀論」に登場するのですね。

デヴィッド・ロックフェラー回顧録に、

「三極委員会」がらみでブレジンスキーさんが登場しています。
引用してみましょう。
 

<わたしが創設にひと役買った組織のなかで、最も大衆のきびし
い目にさらされ、注目を集めたのが三極委員会だ。

テレビ伝道者、パット・ロバートソンは、三極委員会が世界政府の樹立をたくらんでいると主張し、
“邪悪なものの奥底から”生じた組織だと断言している。>
(ロックフェラー回顧録 下 312p)

設立当時から「陰謀論」があったのですね。

そして、ロックフェラーさんは、三極委員会とブレジンスキーさんの関係について、詳細に書いています。

<当時コロンビア大学で教鞭を取っていたズビグニュー・ブレジンスキーが、
その年のビルダーバーグのゲストだったので、会談のためいっしょにベルギーに

向かう機上で、わたしのアイデアについて話し合った。>
(同上)
この部分につづいて、デヴィッド・ロックフェラーさんは、「ビルダー会議」の運営委員会に、「日本人をメンバーに加えるよう」要請してきたが、断られつづけた事実を語っています。

「ビルダー会議」というのは、主に欧米の超エリートが集結する会議。

これもしばしば「陰謀論のネタ」になっています。

<ズビグニューは、この拒絶をわたしのアイデアにじゅうぶんな根拠がある証拠と

見なし、目標を追求するよう勧めてきた。>(同上)

デヴィッド・ロックフェラーさん自身の言葉からわかることはなんでしょうか?

・三極委員会は、彼が発案した。
・その理由は、ビルダーバーグ会議が、日本人の参加を拒否したからである。
・そして、ブレジンスキーは、ロックフェラーさんの決断を後押しした。

三極委員会の前身「日米欧委員会」は、1973年に設立されました。
ロックフェラーと共に「三極委員会」を立ち上げた
ここからブレジンスキーさんの快進撃がはじまります。
彼は、カーター大統領の時代(1977~1981年)に大統領補佐官を務めます。
彼がもっとも活躍したといわれるのは、1980年代末。
ブレジンスキーさんは、同じくポーランド出身のローマ法王ヨハネ・パウロ2世、
ポーランド民主化運動の指導者ワレサさんと連携。

1989年の東欧民主化革命実現に大きく貢献したといわれています。
これで、祖国ポーランドは、ソ連から切り離された。
そして、そのソ連は1991年末に崩壊しています。
ブレジンスキーさんは、「復讐をはたした」と思ったことでしょう。

彼はその後も活躍をつづけ、一部では、「オバマを大統領にしたのはブレジンスキー」といわれています。

▼ブレジンスキーの日本観、中国観

ドイツから逃げ、アメリカの国務長官になったキッシンジャーさん。

ポーランドから出て、アメリカ大統領補佐官になったブレジンスキーさん。

公職を離れ、なお大きな影響力を保ったところも似ています。

アメリカ在住の国際政治学者・伊藤貫先生は、名著

「中国の核が世界を制す」
の中で、二人の共通点をあげています。

なんと二人とも、親中国、反日本 である。(涙)
 

いくつか興味深いところを引用しておきましょう。

<キッシンジャーと同様の親中外交論を主張してきたブレジンスキーは、

中国こそは、アジアにおける『アメリカの自然な同盟国』と
言ってよい。

アメリカの国防政策は、日本政府の行動の自由を拘束する役割を務めている。
この地域で優越した地位にある中国こそ、アメリカの東アジア
外交の基盤となる国だ。中国政府は、アメリカに挑戦することなど考えてもいない。>
(81p)

私たちからすると、「大丈夫かこの人?」という感じですね。

しかし、この人がオバマさんをはじめ、歴代大統領に大きな影響を与えてきた

ことを、決して忘れてはいけないでしょう。

<彼ら(=キッシンジャーとブレジンスキー 北野註)は、最近の米国で強くなってきた「中国脅威論」に対して、ムキになって反論している。>
(115p)

<二人とも自惚れの強いナルシストであり、中国人に徹底的におだてられ、利用されてきた。>(同上)

<キッシンジャーとブレジンスキーはプライドの高いエゴイストであるから、

他人の虚栄心を巧みに操る才能を持つ中国人にとって、操縦しやすいタイプの外国人である。

二人とも中国政府首脳から反日PRをたっぷり吹き込まれ、米国に帰国してから、
その
反日PRをそっくりそのまま復唱している

彼らは自惚れの強い人物であるから、「私は中国共産党に利用されている」という

自覚がまったくない。
(116p)
 

伊藤先生によると、キッシンジャーもブレジンスキーも

「中共の『プロパガンダマシーン』にされている」ということですね。 恐ろしい。
 

ちなみに、この二人には、違いもあるそうです。

<この二人には違いもある。
ブレジンスキーは日本人を小馬鹿にしているが、日本人を憎悪してはいない。
それに比べてキッシンジャーは、日本人に対して鋭い敵意と嫌悪感抱いている。>

(117p)
 

日本観が違うのですね。

ブレジンスキーは、日本を「小馬鹿にしているが、憎悪してはいない」。

キッシンジャーは、日本人に「敵意と嫌悪感を抱いている」

日本を「小馬鹿にしていた」ブレジンスキーさんは亡くなりました

日本に「敵意を持つ」キッシンジャーさんは、生きて、トランプの顧問として

活躍(?)されています


安倍総理は、トランプさんと頻繁に連絡をとり、

キッシンジャー経由でトランプファミリーに流れてくる中国毒
を中和する必要があるでしょう。

こういう人が政権中枢にいるので、日本は大変です。

ちなみに今回のネタ元、どちらも必読です。
 

世界で起こっていることの真相を知りたい方は、是非ご一読く
ださい。

●中国の「核」が世界を制す 伊藤貫

(詳細は http://tinyurl.com/jaw77rt )

●ロックフェラー回顧録

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下→ http://amzn.to/2n9TtUM
 

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●面白かったら、拡散お願いいたします。>
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○メールマガジン「ロシア政治経済ジャーナル」
発行者 北野 幸伯

転記終了〜〜〜

 

彼らは自惚れの強い人物であるから、「私は中国共産党に利用されている」という自覚がまったくない。>

というのは、日本の左翼やお花畑にも共通しますね。

 

そこまで言って委員会NPや朝まで生テレビ等でも、トランプや安倍氏が

こんなに悪いやつなのにどうして支持率が下がらないのか不思議だと、本当にわからないようで不思議がっていて、

あ〜左翼・マスゴミって本当に現実が見えないんだなと笑っちゃいます。 

おまエラがどんなに印象操作しようが情報操作しようが嘘捏造で煽ろうが、

おまエラの嘘つきをもうほとんどの国民が認識して怒っていることがわからないし、

反省すらしない。コリアンもだが、自分たちのやっていることがどんなに異常で

モラルのないことか理解できない感覚になっているんだなと呆れます。

 

<キッシンジャーとブレジンスキーはプライドの高いエゴイストであるから、

他人の虚栄心を巧みに操る才能を持つ中国人にとって、操縦しやすいタイプの外国人である。

 

偽善者やお花畑の人たちもそうですね。 奴らにとっては利用しやすい!操縦しやすい!!騙しやすいのです。