ベニさんのところでホームドラマが面白いかって話を読んで思った。
「おはよう」
「おはよう」
「コラ!遅刻するわよーー」「今日は転校の初日だというのにーーーー」


>ベニさん
逆に面白いよー


「おはよう。」「おはよう。」
「ママこのひとだれ」
「ここが時計の位置。」「ホラ 早く食べちゃいな!!」
「ホラあんたも!!」
「お前しいたけ食える?」「だから誰。」「好き嫌いすんじゃないよ!!」
で、誰。


きょうはびんぼうごっこよーーーー
「わあああびんぼうごっこって何??」
「んーーお店が忙しいときにやる遊びよ。みなこうして大きくなったの。」
「わああどんなのーー」「うふふ、」


うめぼし。
「これを見ながら塩おにぎりを食べるのよーー」
「わああ具がないーーー」「おかずもないーーー」
「戦後の高度成長期はみなこうして乗り切ったのよ。」

「わああ高度成長期ってすごおおおいーーーーー」「ねえーー」

じゃ塩だけじゃ何だから。
「わああみそが付いてる!!」「贅沢すぎて困惑する!!!」
「ね!」「ね!」


なんか味噌までついてるとどうしようって感じだよねーーー
ねーーーーー


「おはよう。」「おはよう。」「まだいたんだ。」「うんてか住むからしばらく」
「え」「うんお前のばあちゃんとは話がついてるから。」「そうなんだ。」
「実家どこなの?」」「金沢。」「京急に乗っていける?」「それ金沢文庫。」
「金沢文庫とどっちがとおいの?」「金沢のがとおいな。」


地図でいうとこの辺だ。
へええーー
いいところだぞ魚とか美味いし。
「金沢にきまっしって言うんだ。」
きまっしって何か言いづらいよ。


「シゲ兄帰ったの?」「そうよアパートの立替が終わったからね。」「へええ」
「アパートを壊すのにほかに行くところがなかったらしくてね。」「ふうん、」
「じゃいまごろ富山あたりかな」「いや柳町。」近」


お前東大はいったの俺のお陰だって事忘れんなよ?
「いやいっぺんたりとも勉強みてもらった覚えとかないし」
「バッカおめーー富山の位置教えたのは誰だと思ってやがる」
「つか金沢帰ればいい加減に」「飯くったらな。」


「おはよう」「遅刻するわよ」「コラ、タカシ待ちなさいーーーー」
というホームドラマって面白いかというか


面白いのかというか、
「いいぞタカシーーおもいっきり来いーーーーー」


そういうの見ると、
「アレ何。」
「嫌だなただの河原でキャッチボールする父と息子ですよーー」
・・・・


「実在するの?」
みたいよ。