3月6日(木)18:30~ クレオ大阪中央 

2014国際女性デー3・6大阪集会が開催されました。

講演「女性が生きる 女性(わたし)が活きる~「女性の活用」?ノーサンキュー!!~」上野千鶴子さん




パワーポイントを使っての上野千鶴子さんのお話

切れのいいスマートな語りに、時には笑い、終始うなづくことばかりでした。


今、労働者の3人に一人が非正規雇用者です。

非正規雇用者の7割が女性、女性の6割が非正規雇用者、そして新卒女性の5割以上が最初から非正規労働についているのが現実です。

安倍内閣の「女性の活用」とは、女性を安価な労働力として使い捨ての景気の安全弁にすることでしかない、と。

将来を見据えて結婚したり出産したりという、安定したライフプランを立てようがない、ということです。


戦後参政権を手に入れた女性ですが、上手に行使できず、日本を変えるまでには至っていません。

それよりも、今では後退した感が強いです。


クレオ大阪中央は、大阪市立男女共同参画センター中央館です。

女性センターということですが、大阪市の某H市長がすすめた行政改革により、4月からは、複合施設となるらしいです。

大阪市地域女性団体協議会は、3月末でクレオ大阪中央から出ていかなくてはならないと。

社会的弱者に追いやられている女性たちがつながる場、その拠点である女性センターがなくなってしまうことへの危惧を訴えておられました。

クレオ大阪中央は、日本初の公立女性施設であった大阪市立婦人会館の跡地に建設され、2001年10月にオープンしました。女性運動によってつくられた場だそうです。


ウィメンズアクションネットワーク(WAN)を立ち上げられた経過も話され、

女性運動は、世代交代ができていないのでは・・・

自分たちがやってきたことを次の世代につなげていくこと!! を強調されました。


集会アピール(案)を採択し、集会は終わりました。


「国際女性年大阪連絡会」主催となる本集会、女性運動に関わる様々な団体がつながる場となっています。




国際女性デーとは・・・

1904年3月8日にアメリカ合衆国のニューヨークで、女性労働者が婦人参政権を要求してデモを起こした。これを受けドイツの社会主義者・クララ・ツェトキンが、1910年にコペンハーゲンで行なわれた国際社会主義者会議で「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念の日とするよう提唱したことから始まった。(Wikipediaより)