先日の「検索ワードランキング」の記事で予告してたんで、ジュリー、沢田研二さんについてちょこっと書きます。
「サムライ」
1978年1月21日発売。
ジュリー22枚目のシングルだそうです。
ワタクシが生まれて初めて買ったアニソン以外のシングル…だったと思います。
それとも母親の好みで買ってきたんだっけ…。
ちなみにワタクシの母は独身時代に、ザ・タイガースのコンサートに何回か行ったことがあるそうです。
それにしてもジャケットのジュリーがこれまた美しいですな。
ほの暗い部屋に独り佇む麗人ジュリー。
陶酔した瞳にどこか殺気が漂ってますね。
「サムライ」の主人公は“死”という運命を背負った男の、愛する女との別れのシーンを描いた曲。
片やB面「あなたに今夜はワインをふりかけ」は心を閉ざした女との愛に溺れていく男を描いた曲。
いずれにせよ、どこか背徳の匂いが漂う、堕ちていく男の物語ですね。
当時のジュリーは「死」という宿命を背負う男の役がやけに似合ってたんですね。
当時のクリエーター諸氏も、ジュリーをいかに殺すか、という命題に腐心していたのでしょう。
そんなジュリー自身も、やはり殺されることに無上の悦びを感じていたのでしょうか。
とはいえ、当時のワタクシにとってのジュリーといえば、やはり志村けんさんとのコンビになるのです(笑)
何せ「サムライ」発売時にはワタクシまだ小学校にも入学していないのですから仕方がない。
背徳の匂いに惹かれる幼稚園児ってのもね(笑)
そこまでワタクシは早熟ではなかったのであります。
「夜のヒットスタジオ」の名作、サムライ畳バージョンもあくまで後年の総集編やYouTubeで見た程度ですね。
月曜日の夜10時は消灯の時間ですよ(笑)
当時はコント番組やクイズ番組にも歌のコーナーがありましたからね。
恐らく「サムライ」はゴールデンタイムの歌番組、あるいは「8時だヨ!全員集合」や「ドリフ大爆笑」などで見てたんでしょうね。
子供時代のワタクシにとってのジュリーは、時代の空気を纏ったアーティストではなくて、あくまでシャレのわかるコメディが大好きなシンガーという印象なのです。
ただ当時のジュリーの映像を改めて見てみると、その美しさに思わず心まで酔ってしまいそう(笑)
どうやらワタクシがジュリーに殺されてしまったみたいです。
では、このへんで。