教科書にもよりますが、中2の一学期の理科は化学をやるところが結構あると思います。
ここで新たに出てくるのが元素記号や化学式、化学反応式ですが、結構苦手にしてしまう子も出てきます。
そのうち元素記号や化学式については中学生の段階では覚えてしまうしかありません。
化学反応式の場合は分解や化合などの左辺の右辺の原子の数をそろえるように作ってやればいいと習うので、なんとなく自力で作れそうな気もしますが、実はそこに落とし穴があったりします。
「化学反応式は左辺と右辺の原子の数をそろえればいい=作れるから覚えなくてもいい」ではありません。
先ほども書いたようにその前提となる化学式は絶対に覚えておかなければいけません。
また、分解や化合したあとにどんな物質が出来るのかも覚えておく必要があります。
最低限この2点を覚えておいた上でないと、左辺と右辺の原子を同じ数にする化学反応式は作れません。
水の電気分解でいうと、水の化学式はH2Oで分解後にできる水素の化学式はH2、酸素の化学式はO2ということは覚えておかないと化学反応式は作れません。
この知識を持った上ではじめて、H20→H2+O2だと数が原子の数があわないから、左辺を2H20にして右辺を2H2+O2にするというひと手間を加えて、2H20→2H2+O2という式がつくることができるようになります。
いくら化学反応式は作れるといっても、中学校で習うものに関しては頭を使うのは最後の部分だけで、その基礎となることを覚えているか覚えていないかというところが大きなウェイトを占めることになります。
ついでに言うと、中学の理科で出題される化学反応式の場合、ある程度パターンは決まっています。
せいぜい10個くらい。
なので、いっそのこと化学式につける係数も含めて全部丸暗記してしまうのもアリです。
肝心なことを覚えてもいないのに、テストのときにあーだこーだと考えてもまず正解できないですからね。
高校の化学だともう少しつっこんだことを習うので、頭を使って解かないといけない問題も多くなりますけどね。
「式」とかつくとなんとなく頭でひねり出して考えるものと思いがちですが、覚えないと解けないものは割り切って覚えてしまいましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
一宮市大和町妙興寺の次世代型自立学習塾e-Study
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