定期テストの最終日の前日の授業を終えると、塾の講師として「やれるだけのことはやったな」と思える生徒もいれば、「もう少しやらせたかった」と思う生徒もいます。
うちの塾は個別なので、通塾日数が少ない子もいるし、学校の授業が急にペースアップしてテスト範囲が広がると、テンポの遅い子なんかは後者になりがちです。
そういう子には「テスト前までにこのプリントを終わらせておこう」と教材を渡したり、「単語や漢字は全部覚えておこう」と伝えるようにはしています。
生徒たちはもちろん「はい」とか「わかりました」と返事をしてくれるのですが。。
テストが返却されてみると、「本当にちゃんとやったの?」という結果になっていることが少なくありません。
答案用紙を見ても、用語や漢字などの単純暗記のものを落としまくっていたりします。
理由としては、本人はやったつもりだけど、実は全然ちゃんとやっていない、ということが大半です。
成績が悪い生徒の発言はほぼ以下のように翻訳できます。
・「やった」→とりあえず問題を解いてみた。ただし、わからない問題や間違えた問題は赤ペンで解答を写すだけで、その後はほったらかし。
・「わかった」→解説を見てわかったつもりになっただけ。類題を自力で解いて確認などはしていない。
・「覚えた」→暗記事項を1回ノートに書いただけ。その後に覚えたかどうかをチェックなどはしていない。
テスト前は暗記事項はすべて覚え込んだり、標準的な設問はスラスラ解けるようになるまで問題演習するなど、ある程度自分自身を追い込まなければ、いい結果は出ません。
子どもたちにとって楽なことではありません。
なので、自分に甘い子どもたちは言われたことは一通りやったというだけのアリバイ学習で終わってしまいがちです。
「やった」「わかった」「覚えた」ことは必ず本当に「できる」ようになったかをチェックしてからテストに臨まむ必要があります。
うちの塾でもそういう子ほど極力塾にいるときに、目の前で「やらせきって」からテストに送り込むようにしていきたいと思っています。
もちろん、最終的には人にチェックされなくても、自力でやりきるような生徒になっていってくれるのが理想ですけどね。
そこへの道は決して平坦でも短くもないので、少しずつ習慣をつけさせていく必要があります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
一宮市大和町妙興寺の次世代型自立学習塾e-Study
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