ビールの約半分は税金です! | 学びながら呑みログ

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ビール酒税

呑みネタ 2014年2月19日 ビールの約半分は税金です!

酒税の7割はビール、発泡酒、新ジャンルで占められている。ビール(大瓶)の酒税は139円。外国と比べると、ドイツは8円(日本の1/17)、アメリカ14円(1/10)、フランス29円(1/5)と極めて高い。4月に消費税は8%となって、さらに10%となる。酒税に消費税10%を加えると、ビールは47.6%(現在45.1%)、発泡酒は37.3%(現在34.3%)、新ジャンルは28.3%(現在24.9%)が税金となる。

>ここまで書いて、ふと思うのは。「日本酒で乾杯もいいかな」と、国家の策略に嵌ったかんじ。でわー。

http://economic.jp/?p=31692

注記 酒税)

酒税は1896年制定。当時は国税収入の1/3が酒税で、国家を支えるほどだった。だが、以後酒税による収入は減少。それでも2012年で1兆3400億円の収入だ。他の国税収入が減る中で1兆円を超える酒税は重要。幾度の増税(税率UP)を行った。若年層のアルコール離れと税収減少。そして酒税改定で増税。結果、外国と比べると高い酒税となった。

だが、問題はそれだけではない。

1)酒税と消費税で二重課税になっている。

2)酒税改定でビールは増税、他の酒は減税となっている。または酒類によって税率が異なっている。

国税庁は、酒税は酒蔵(メーカー)負担の蔵出税で、消費者負担の税ではないと説明。だが、販売価格に含まれているわけだから、結局は消費者負担ではないかと思うのだが。

酒類によって税率が異なるのは、特定の業界団体の要望によるらしい。よくわからない。

ビールメーカーは発泡酒、新ジャンルと作ってきた。また、酒税区分の是正も求めてきた。だが、日本文化を守るため、小規模製造者を守るためということで、他の酒類の税収減少を、もっとも呑まれているビールに賄ってもらっている。

第三のビール(その他の醸造酒)は、日本の技術が生んだ傑作と思う。もう作れなくなったが。とっても残念。

以前に書いたネタも読んでね
新ジャンルのビール?を呑む。1 発泡酒の歴史
http://ameblo.jp/nomilog2/entry-11754897790.html
新ジャンルのビール?を呑む。2 新ジャンルの歴史
http://ameblo.jp/nomilog2/entry-11756101167.html