富久娘酒造の後始末はどうなった？

呑みネタ　２０１４年２月１９日　富久娘酒造の後始末はどうなった？

神戸市灘区の「富久娘酒造」が純米酒に醸造アルコールを不正に混ぜるなどしていた問題で、親会社のオエノンホールディングスは１４日、設備面の不備や現場とのコミュニケーション不足を指摘する第三者委員会の報告書を公表した。提言に沿って再発防止策をまとめ、２８日までに公表するという。

報告書は、ようは現場担当者の技術不足で発酵がうまく進まなかったので、やった。経営赤字で人員体制や生産計画に余裕がなかったので、やった。

＞業界の暗部を見ているよう。だから日本酒は呑まない（呑めない）と、いわれてもしょうがない。議員に陳情、乾杯条例を決めてもらっても、呑む酒がこうでは。ただ、対応をみているとオエノンHDにも遠因はあるのでは。でわ。

以下、富久娘酒造のいざこざ。

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201402/0006709488.shtml

２０１３年１１月１１日）

現場担当者がアルコールの度数調整のために醸造アルコールを混ぜていた。また、吟醸酒の米麹の原料に、農林水産省の規格外の加工用米を使っていた。

http://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/201311/0006490517.shtml

２０１３年１１月１３日）

不適切な商品表示で、自主回収。その近因は４年連続の経営赤字か。だが、赤字とは関係ないと信じている、と社長のコメント。「リスクを冒すほどの効果は望めない。なぜ、こんなことが起きたのか」と業界関係者は明かす。

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201311/0006493171.shtml

２０１３年１２月１２日）

自主回収の純米酒と本醸造酒に、仕込段階で、既に造っていた日本酒を混ぜていた。国税庁の製法品質表示基準違反。現場責任者は「香りのバランスの悪い酒ができたため、仕込みに入った発酵途中の酒に混ぜて風味を調整した」「製造現場は同じ種類の酒なので問題はないと思っていた。認識不足だった」と説明。

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201312/0006567855.shtml