気が付けば・・・⑭ | ミスター判定男!NOMANのブログ

気が付けば・・・⑭

気が付けば・・・13   続き



NOMAN氏は太平洋の波に揺られ、エンドレスで続く時化に、こりゃ船がひっくり返って沈没するのではないかと言う思いもしながら、





キックボクシング業界への復帰を決意し、NOMAN氏は行動を開始したのであります。



2009年になり、NOMAN氏はJMC横浜ジムが後足で砂をかけて脱退した、全日本キックボクシング連盟のマッチメーカーであった現KrushプロデューサーM田氏に相談に行き、



JMC横浜ジムを辞めた経緯を説明し、復帰したいとの意思を伝えたら、快く迎えて下さったのであります。



まさに、捨てる神あれば拾う神ありという事でしょうか・・・?  



いや、、、愛がない故に美しい……美しさがない故に……愛がある!まさに……聖人だけが持てる矛盾!!  



とでも言いましょうか・・・実際の意味はよくわからないのですがそんな感じなのであります。



M田氏と相談した結果、現在NOMAN氏が所属しているDTSジム へ入る事になったのであります。



所属ジムも決まり、もしかしたら住むだけでモテるのではないかと思われた三軒茶屋に家を構え、DTSジム がある江東区へバイクで通い、試合に向けて練習を開始したのであります。



そして、2009年6月21日、「全日本キック 小林聡プロデュース「野良犬電撃作戦2009」でvs翔センチャイジム にて復帰戦が決まったのであります。



試合一カ月前くらいにネット等で発表され、NOMAN氏はやる気に満ち溢れ、練習を頑張っていたのであります。



す、するとどうでしょう?



2009年6月7日・・・愛媛県は伯方島に実在するオカンから連絡が・・・



総書記から試合をするなら訴訟を起こすとの趣旨を書いたお便り(内容証明)が実家のオカン宛に届いたよと報告があったのです。


 

NOMAN氏は内容を確認する為すぐさま、お便り(内容証明)を実家から取り寄せ中身を確認したのであります。



内容を確認すると…



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野間オカン様

                              平成21年6月6日

拝啓


 ますますご健勝の事とお慶び申し上げます。突然お手紙を差し上げるご無礼をお許し下さい。


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2008年8月にJMC横浜ジムを一時辞めて、ご実家のお仕事の手伝いの為、船舶の免許をを取得することで、一年ほど帰郷すると聞いておりました。そんな野間一暢氏ですが、2009年2月より他のジムでキックボクシング選手活動をしておりました。また、2009年6月21日の全日本キックボクシング連盟主催大会に出場する事にもなっております。しかしながら弊社は野間一暢氏と選手契約をしていることから、他のジムに移籍する際には、移籍金を支払う事を契約に謳っております。


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現在も話し合いをして頂けない状態が続いております。その事から今の状態のままですと、弊社は野間一暢氏に対して訴訟を起こす事になります。弊社が訴訟を起こす事の理由を書きに書き出させて頂きます。


◯訴訟理由


1、全くの素人の状態から選手要員として育成してきた。

2、内弟子と言う形で、過剰人員でありながら、ジムスタッフとして給料を支払ってきた。

3、タイのムエタイトレーナーを招聘して選手育成の為に付けていた。

4、2008年2月タイ遠征に弊社負担で遠征をしている。

5、2008年7月の試合をまったくの相談もなく怪我の為と10日程前に急にキャンセルする。

6、急なキャンセルの為に対戦相手を韓国から急遽招聘して経費が掛かっている。

7、一時JMC横浜ジムを辞める際に、選手を続ける場合にはJMC横浜ジムでお世話になると野間一暢氏が話している。

※この事で弊社の選手保有権が発生している。

8、選手契約の書面で、移籍をする際には話し合いをする事と移籍金を支払う事を伝えており、野間一暢氏も了承している。



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業界には業界のルールがある事に対して、筋道とケジメを付けていない野間一暢氏には弊社としましては断固訴訟を起こす所存であります。

また、訴訟を起こしてから裁判中に和解を求められたとしても、移籍金・違約金・弊社が掛かった弁護士費用を支払って頂かない限りは、和解をしない事も併せてご連絡させて頂きます。



野間一暢氏に対する訴訟内容は下記になります。


○ 訴訟内容


1、 移籍金 : 金50ペリカの請求

2、 違約金 : 金100ペリカの請求(1試合行う事に違約金が上がります。)

3、 キックボクシング選手活動停止の請求



しかしながら、2009年6月19日(金曜)12:00までに移籍金(金50ペリカ)の支払い

(※振込可能/振込先:横浜銀行・◯見支店(普) ○○○○ 株式会社ジャパ◯・ムエ◯イ・センタ◯ 代表取締役 総書記)及び、移籍を認めて欲しい事の話し合いをされた場合には、訴訟を起こす事を取りやめさせて頂きます。今回の件に関して、是非ご家族でお話をされる事を要望致します。ここに書面をもってご連絡させて頂きますことを、ご了承お願い申し上げます。

 
敬具



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お母さん助けて詐欺の一種なのでしょうか?


合計150ペリカを支払うように書かれ、選手の地位や権利向上を叫んでいた人間がキックボクシング選手活動の停止を求めて来たのです。


一部無駄な文章は省略しておりますが、このような総書記が空挺団時代に編み出した罠なのか技なのか、架空請求なのか、詐欺師が使いそうな文言や内容でA4用紙2枚のお便り(内容証明)が届いたのであります。



確かに、総書記からしてみれば、今まで育てた人間が移籍して試合する事はいい気はしない事が確かだと思われるのですが、



NOMAN氏からしてみれば、てっきりケンカ別れのつもりで、俺はやはり過剰人員だったんだとか、過剰人員なのに練習させて貰えなかったりとか色々突っ込み所が満載なのであります。



まず最初に古い人間を辞めさすと言い出し、ケンカになって辞めている事を忘れているのでしょうか?



ケンカし、辞める際、今後どうするんだと聞かれた際に、とりあえずキックボクシングは辞めて実家に帰って船舶免許を取りますと伝え、まぁ先の事はどうなるか自分でもわからないし、もしかしたらキックボクシングをするかもしれないですねと言ったのを思い出したのです。



それが、何故か総書記と言うフィルターを通過すると訴訟理由⑦の、『一時JMC横浜ジムを辞める際に、選手を続ける場合にはJMC横浜ジムでお世話になると野間一暢氏が話している。』と進化し、この事で弊社の選手保有権が発生するとなっているのです。



一言も一時的に辞め、1年程という期間も、JMC横浜ジムに戻って来てお世話になるなんて言っていないし、状況的に見てもつじつまが合わないのです。



逆に言っていないとなれば、選手の保有権は発生しなかったのか…?




総書記の伝家の宝刀、口約束という事なのか…



しかし、これを証明するものもなく、今までの経験上、全日本キックボクシング連盟を脱退する時に、選手の待遇等がよくなる、タイ遠征のファイトマネーが数十万貰えると発言してからファイトマネーが10000円になったりする事を考えれば、



恐らく、クラスや学校に1人はいる、自分がミスを犯したり、間違った事を正されても、折れない心を持ち、自分を正当化し、何を言っても聞く耳を持たない人なんだなと文章を見て感じたのであります。



いや、まてよ?そうじゃないかもしれないな。



はは~ん。さては、社会経験の少ないNOMANに対して、様々な経験をさせ、社会の波に飲まれないようにと総書記から最後の授業をしてくれているんだと理解し、



なんて、オシャレな人間で教育熱心なお方なんだと感動したのであります。



~~続く~~