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デリーのクリニックは、インド人の患者さんが訪れます。


テーブルに広がってるのは、精密検査の結果。アーユルヴェーダのドクターでも、必要に応じて患者さんに精密検査をしてもらうよう言います。それを元にアーユルヴェーダ治療法を決めていきます。いたって普通。別にアーユルヴェーダだけにこだわってるわけではありません。


インドでは、西洋医学の病院と、アーユルベーダの病院が選べます。アーユルベーダだけではなく、ホメオパシーやキネシオロジーの病院もあります。総合病院にアーユルヴェーダ科があるところもあります。針も鍼灸も指圧もタイマッサージもあります。

料金も違うし、国民保険の制度がない代わりに政府系の病院は一般市民の治療費はほぼ無料。その代わり激混みで、扱いも、場所と人によって様々。

私は、インドに来て、自分の価値観が変わったのですがその一つに、『受け入れる』があります。

なんでも。

受け入れる。

これ、日本の今の風潮にすごい大事だと思ってます。

自分と違うものや考え方を、受け入れる。
そうね、違うしね、と。同調もしないけど、否定もしない。


出る杭は、打たれずに、、、、、インドでは、出てる杭ばっかりです


昔からのアンマや針、漢方薬とアーユルヴェーダは共通点が多いです。医学的に解説、となると日本では西洋医学の観点がほとんどですが、インドはアーユルヴェーダ的な考え方もきちんと社会的地位を持ってます。

そして、患者は自分に合った治療法を自分で選ぶ。経済的、技術的、お医者さんとの相性とかで選べます。


日本もいつか、こんな風になると私は本気で思っています。


プネのマノジドクターは、『アーユルヴェーダはれっきとした科学だ、(数学のように)はっきりと証明できる。』

と何回も繰り返し話します。私もそう思います。


でも、この価値観の違いは、普段の日本の生活にいると考えづらいと思うのですね。そういう意味でもノマダシアはアーユルヴェーダをインドで学ぶ、ってのに意味があると思ってます。


もっと日本でアーユルヴェーダの認識が広まって、妹みたいな医療関係者に、そーねアーユルヴェーダもありよね、って普通に言ってくれる世の中が来ると信じて。