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「学研 難関大日本史(練成6)」(5月公開予定)。
現在、テキストを校正中です。
基幹講座テキスト6冊目「近代(社会経済史中心)」の基本的な内容をお知らせします。
なお、その他の情報については、「学研 難関大日本史」情報をご覧ください。
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「学研 難関大日本史(練成6)」テキスト概要
第1章 エッセンス 近 代(社会経済史中心)
第1講 近代的システムの模索
エッセンス
1 地租改正の内容/2 定額地租の効果/3 地租改正の結果
4 金本位制の仕組み/5 新貨条例(1871)/6 国立銀行条例(1872)の目的
7 国立銀行条例(1872)の結果
第2講 近代的システムへの到達
エッセンス
8 松方財政の基本/9 緊縮財政/10 金本位制の確立(1897)
11 金融システムの変遷
第3講 戦争にともなう変動
エッセンス
12 産業革命 紡績業/13 産業革命 製糸業/14 構造的問題
15 大戦景気
第4講 異常事態の継続
エッセンス
16 金本位制の機能①/17 金本位制の機能②/18 1920年代の現実
19 金融恐慌(1927)
第5講 転落・復活・暗転
エッセンス
20 井上準之助の考え/21 井上財政と世界恐慌
22 対米為替相場の変遷/23 高橋是清の対応/24 二・二六事件の衝撃
第2章 解 説 近 代(社会経済史中心)
第1講 近代的システムの模索
1 明治維新
(1) 明治新政府の成立/(2) 集権化政策の推進/(3) 近代産業の育成
2 地租改正と秩禄処分
(1) 地租改正事業/(2) 地租負担の軽減/(3) 身分制の解体と秩禄処分
3 金融用語の基礎知識
(1) 金本位制(gold standard)/(2) 正貨準備/(3) 兌換
4 新貨条例と国立銀行条例
(1) 新貨条例/(2) 国立銀行条例
第2講 近代的システムへの到達
1 明治政府の分裂と反政府運動
(1) 明治六年の政変/(2) 反政府運動の高まり/(3) 自由民権運動の高揚
2 松方財政と民権運動の激化
(1) 松方財政/(2) 定額地租の効果/(3) 激化事件と民権運動の再結集
(4) 激化事件と民権運動の再結集
3 憲法制定から日清戦争へ
(1) 憲法草案の準備/(2) 議会開設に向けた体制の整備/(3) 初期議会
(4) 日清戦争/(5) 下関条約(日清講和条約)/(6) 日清戦争後の政局
4 金本位制の確立
(1) 金本位制と賠償金/(2) 金本位制が採用された理由
第3講 戦争にともなう変動
1 桂園時代と日露戦争
(1) 桂園時代/(2) 日露戦争/(3) ポーツマス条約(日露講和条約)
(4) 日露戦争後の国際関係
2 紡績業
(1) 基本工程/(2) 機械制生産の開始/(3) 輸出産業化/(4) 波及効果
3 製糸業
(1) 基本工程/(2) 技術/(3) 性格
4 鉄道・重工業・財閥
(1) 鉄道業など/(2) 重工業の展開/(3) 財閥の形成/(4) 四大財閥の特徴
5 貿易の拡大
(1) 日清戦争前の貿易/(2) 日清戦争後の貿易
6 大正政変と第一次世界大戦
(1) 大正政変/(2) 第一次大戦期の対中国政策
7 大戦景気
(1) 大戦景気の要因/(2) 諸産業の展開/(3) 成金の登場
(4) 債権国化と金輸出禁止措置
第4講 異常事態の継続
1 新しい国際秩序の形成
(1) ヴェルサイユ体制/(2) ワシントン会議
(3) ワシントン体制と協調外交/(4) 在華紡(民間による中国への資本輸出)
2 政党内閣の成立と展開
(1) 政党への追い風/(2) 原敬内閣/(3) 第二次護憲運動/(4) 政党内閣期
3 暗転する経済状態
(1) 長期不況/(2) 関東大震災/(3) 政府の対応/(4) 震災手形
4 金融恐慌
(1) 蔵相の失言/(2) 政府の対応/(3) 恐慌の終息とその影響
第5講 転落・復活・暗転
1 井上財政
(1) 井上準之助の現状認識/(2) 井上準之助の構想
(3) 金解禁の実施と新平価解禁論/(4) 昭和恐慌
2 満州事変と日本の孤立
(1) ワシントン体制の危機/(2) 柳条湖事件/(3) 孤立への道
3 五・一五事件と二・二六事件
(1) 社会情勢の悪化/(2) 陸軍内の派閥対立/(3) 天皇機関説問題
(4) 二・二六事件
4 高橋財政
(1) 高橋財政期の諸政策/(2) 恐慌からの脱出/(3) 新たな課題とその挫折
(4) 増大する国家予算
5 日中戦争から太平洋戦争へ
(1) 日中戦争の発生と展開/(2) 新興財閥と植民地
(3) ヨーロッパ情勢の急変/(4) 太平洋戦争への道
6 総動員体制
(1) 国民精神総動員運動/(2) 統制経済/(3) 新体制運動
付 録 学習法
1 変化する受験日本史
(1) 最近の入試問題(日本史)のもつ顕著な特徴/(2) 日本史学習の基本原則
2 合格のための方法論
(1) 基本の徹底/(2) 必携すべき書籍
■意識してほしいこと
「プディングの味は食べてみないとわからない」(The proof of the pudding is in the eating)という言葉があります。
「学研 難関大日本史」は、政治外交史のあとに社会経済史をおく形をとっていますが、これは一般的な受験の流儀にしたがっただけ。
むしろ社会経済史を先行させて学習したほうが効率的かもしれません。
皆さんが受講する際には、視聴する順序の組換えなどは思いのままですね。
一口食べたら、「プディング」はおいしいことが判明します。
少なくとも、社会経済史の分野を決して“あとまわし”にはしないでください。