昨晩からひどい雨が続いている。
雨もいい、とは書いたけれど、これではなぁ、と勝手なことを思う。
セザンヌは食事の時間以外は終日アトリエで独り静かに筆を走らせるのが日課だったという。
そんな小さなテレビ番組に刺激されてエクス・アン・プロヴァンスのグーグルマップを眺めていたら、
ふと、なるほど、ヨーロッパの街では、こんな細い通りでさえ、車の通る部分から歩道が高く作られていたことに改めて気がついた。
歩道が両側にあって、車道の方が狭いくらい。
昨今のニュース番組でそんな解説を聞いたのだけれど、いままでそうした視点から見たことがなかっただけに新鮮な印象を受けた。
グーグルマップからの引用
なにより人が優先であることが「当たり前」である街。
それは同じ欧州でもフランスの特徴かも知れない。
こちらは多摩の某町。
両側に申し訳程度に引かれた歩道ライン、人の歩くスペースのなんとまぁ貧相なこと。
人と車がごちゃごちゃに一体となって走り回る、その喧噪がアジアの魅力と言われてしまえばそれまでだけれど。
nogawan