伝統。
パリ五輪開会式をセーヌ川で行なう計画が発表された。選手団が川を160隻の船で行進するという、実にワクワクする楽しげな内容。感染症対策にもなるのが憎い。東京は、選手ファーストというお題目を唱えながらも、幾ら削減したとか、予算の話題ばかりだった。お江戸の文化を思えば、あのとき、きっと同じことを考えたスタッフが東京にもいたに違いない。利権なんてどこにでもあるはず。なのに、結果として、そんなものないかのようにワクワク感だけを前面に押し出してくるところに喝采。彼の地のチョコレート屋さんって、外から見るだけで、実に楽しそう。自分が売りたいもの、見せたいものをキチンと分かってる感じ。正解よりも、まずは自分で考えることを大切にする仏蘭西の伝統なのだろう。nogawan