雨。


「何かをしよう」とした雨の日は気分がのらない。


同じ雨なのに、


「何もしない」と決めた日。


一杯のお茶だけで一日を過ごす日。


(食事をとらないという意味ではなく)


そんな日、ときに雨は無上の一日をもたらしてくれる不思議。


もっとも、今日は所用にて午後からは外出の予定。


何もしない時間を経ない豊饒はどこか軽薄ですらある。


もしくは間違っている、ようにすら感じる。



話は変わる。


時々、図書館で適当に本を借りてくる。


たまに宝物に出会う。


それが楽しい。


最近の宝物。


「川漁師 神々しき奥義」 講談社α新書 斉藤邦明著


同じ川漁師でも「楽しいと感じたことは一度もない」と言う人から「ワクワクして眠れない」と言う人まで、感じ方は人それぞれなのが興味深い。


共通して「台風を楽しみにしている」ことに驚く。


台風が川と魚にとってどれほど大切なものなのかを改めて知る。


木端役人の想像力のなさにはため息しかでない。




NOGAWAN