平成22年12月15日
最近は、長引く不況でオフィス近くのお店屋さん
の中にも店を閉めるところが出てきました。
経営の巧拙で上手く生き延びるところと行き詰る
ところと2局分化が激しくなってきたようです。
会社は、創世に始まって、興隆期を経て衰退期
に入るかもしれませんが、事業転換など人・物・金の
戦略的行動で成長を持続し、発展させることは可能です。
でも、人はそうはいきません。必ず「衰退期」は訪れます。
そうなったときに、過去の栄光にしがみついて生きていると、
その後に生み出せる可能性のあった「新たな出会い、
人との付き合い、新たな生きがい」などまで、失われて
しまうかもしれません。
そうして、その結果失ったこれらの事柄に対して、都度
悲憤慷慨したり、悩んだりを重ねると、ストレスが
益々高まり、ストレスを発散させる場所もなく、それこそ、
「現役引退後」の人生は暗いものになってしまいます。
なかんずく、配偶者や家族など真に自分を支えてきて
くれた人との心許す関係がなかったりしたら、それこそ
「行き場所の無い憤りだけが詰まった心」で、引退後の
長い人生を過ごさなければならないかもしれないのです。
人はやはりいくら年取っても前を向いて歩き続けるより
仕方ないのかもしれません。