それでは、さっそく前回までのお話の紹介から…。

 

 「みつきうまし祭り~バサラ祭りin天平祭パレード編 」(2016年11月2日更新)

 「みつきうまし祭り~韓国の伝統舞踊編 」(2016年11月6日更新)

 「みつきうまし祭り~奈良の酒と食の天平マルシェ編 」(2016年11月9日更新)

 「みつきうまし祭り~花のアート編(其の1) 」(2016年11月16日更新)

 

 まだ読んでいない人は、こちらから読んでみてね。

 

 

 花のアートを展示している第一次朝堂院跡にはこんなものもあったよ。

 

DVC00944.jpg

 ハートのオブジェである。

 

 えっ?せんとくん、何だって?…お父さん、写真撮ってよって?

 

 ったく、しょうがないなぁ。

 

DVC00945.jpg

 えっ?せんとくん、だから何?お父さん、違うでしょ。これは、ハートの向こう側から顔を出して撮るものでしょって?

 

 あのねぇ、せんとくん、それはムリに決まってるでしょ。

 ハートの向こう側から顔を出そうと思ったら、もう一人、あんたを持つ人もいるわけだからね。

 

 えっ?何だって?…それもそうだよね。お父さんは、モテないから、一緒に行ってくれる彼女もいないんだったよね。

 まあ、こんな頼りないお父さんとじゃ、そりゃ誰も、一緒にデートしてくれやしないに決まってるよねって?

 

 そうだよね。お父さんは頼りないか…って、コラ、せんとくん。何を言わせるの。

 ったく、あんたは、そういう余計なことばっかり言って…。

 

 えっ?何だって?…そんな一緒に「みつきうまし祭り」に一緒に行ってくれる彼女もいないお父さんだから、1人で行くのもかわいそうだと思って、仕方なくぼくがついてきてあげてるんだからね。

 お父さん、ぼくに感謝しなよって?

 

 ったく、勝手についてきたくせによく言うよ…。

 

 続いてのアートはこちら。

 

DVC00901.jpg

 「朱雀:ねのうわさ」である。

 「ねのうわさ」とは、流木や袋花によってオブジェを創造したもの。

 こちらは、四神のひとつ、朱雀をモチーフにした流木と植物によって造った巨大オブジェだよ。

 

DVC00902.jpg

 えっ?せんとくん、何だって?…お父さん、「朱雀」のねのうわさ、これはホントに見事だよねって?

 

 そうだよね…どうやら、せんとくんも、このアートにはすっかり感心したようで…。

 

 えっ?何だって?…それにひきかえ、お父さんのうわさは、「お父さんは頼りない」、「お父さんはどんくさい」、「お父さんはおバカ」、「お父さんはぶ男」って、ろくなものがないよねって?

 

 コラ、せんとくん。そのうわさじゃないでしょ。ったく、それに、それって、あんたがあることないこと言ってるだけでしょ…。

 

 それでは、裏から見た「朱雀」も紹介するね。

 

DVC00903.jpg

 

DVC00904.jpg

 そして、裏からの写真もせんとくんは、ちゃっかりとおねだりしてきたよ。

 

 続いてはこちら。

 

DVC00906.jpg

 「花玉:ねのうわさ」である。

 こちらは、古代中国より伝来した自然哲学である「五行説」をモチーフに、流木や袋花、万葉集の植物など、素材や特徴の異なる5つの立体的な花のオブジェだよ。

 こちらは、五行説の「土」をテーマにしたもので、地球と地球の中の核をイメージして造ったんだって。

 五行説では、植物の芽が地中から発芽する様子が元となっていて、万物を育成・保護する性質を表しているんだって。

 五行説では「土」は季節の変わり目の象徴で、方角は中央で、色は黄色なんだって。

 

 えっ?せんとくん、何だって?…お父さん、そんなうんちくはどうでもいいから、写真撮ってよって?

 

 ったく、しょうがないなぁ。

 

DVC00907.jpg

 

 続いては、

 

DVC00909.jpg

 五行説の「火」をモチーフにした花玉。

 こちらは、かがり火をイメージして造られたんだって。

 五行説では、光り輝く炎が元になっていて、火のような灼熱の性質を表しているんだって。

 五行説で「火」は夏の象徴で、方角は南、色は赤なんだって。

 

DVC00910.jpg

 そして、せんとくんの頭から炎が…って言うか、あんた、そういう紛らわしいことをするんじゃないの…。

 

 続いてはこちら。

 

DVC00912.jpg

 五行説の「木」をモチーフにした花玉。

 こちらは、草原の大樹をイメージした花玉なんだって。

 五行説では、木の花や葉が幹の上を覆っている立木元となっていて、樹木の成長・発育する様子を表しているんだって。

 五行説で「木」は、春の象徴であって、方角は東、色は青なんだって。

 

DVC00913.jpg

 ちなみに、木はこのように成長するけど、こいつはずっとこの大きさで全然成長しない…まあ、こいつが大きくなったら、都市伝説になっちゃうけどね(って、だから急にリアルになるの、やめってんだ)。

 

 それじゃあ、次を紹介するね。

 

DVC00915.jpg

 五行説の「水」をイメージした花玉。

 こちらは、水滴をイメージした花玉なんだって。

 五行説では、泉から湧き出て流れる水が元となっていて、これを命の泉と考え、胎内と霊性を兼ね備える性質を表すのだとか。

 五行説で「水」は冬の象徴であって、方角は北、色は黒なんだって。

 

DVC00916.jpg

 そして、ここでもやっぱりせんとくんは写真のおねだりをしてきたよ。

 

 最後はこちら。

 

DVC00918.jpg

 五行説の「金」をイメージした花玉。

 こちらは、鉱石をイメージして造ったんだって。

 五行説では、土中に光り輝く鉱物・金属が元となっていて、金属のように冷徹、堅固、確実な性質を表すんだって。

 五行説で「金」は収穫の季節である秋の象徴であって、方角は西、色は白なんだって。

 

DVC00919.jpg

 えっ?せんとくん、だから何?…お父さん、ドヤ顔で花玉と五行説の説明をしてるけど、お父さんのこの説明って、

 

DVC00905.jpg

 

DVC00908.jpg

 

DVC00908.jpg

 

DVC00914.jpg

 

DVC00917.jpg

全部、会場にあった解説のパクリなんだよねって?

 

 コラ、せんとくん。何、バラしてるの。それはバラしたらダメでしょ。

 

 というわけで、ゴメン。今日はここまでにさせてもらって、余計なことばっかり言う、せんとくんにお説教をすることにするよ。