これって初対面!? | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

去年から、

宝塚市民カレッジの講座の一つに加えていただいた

『宝塚ことば磨き塾』第二期がスタートした(6月30日)。

第一期の同窓生の集まりに参加したあと、新しいメンバーと初対面。

この日の参加者は26人。

このうち、80代3人、70代10人、60代が8人。

老いてますますどころか、老いずにますます、

向学心好奇心を失わない人たちばかりだ。

初顔合わせの日、いきなり「嬉しい他己紹介」をやってもらった。

互いの「いいところ探し」の10分ヒアリングが始まった瞬間、

あっちからもこっちからも笑い声。

とめどなく嬉しそうな話が漏れ聞こえてくる。

塾長は、この時間が大好き。


そして、発表。

みんな「いいところ見つけ」がうまいのだ。

どのペアにも、互いを敬愛する気持ちが満ち溢れているのだ。

顔や性格すら似ているように感じる。

共感共有ポイントを見つけ出すと、そうなるのだろう。

人と親しくなるとき、「違和感」はお蔵に入れて、

「共通点」探しだけに専念すればいい。

やんわりふんわりした話し方、

丁寧なものごし、

そこはかとないユーモア、

絶やさぬ笑顔、

感動見つけの達人、

いやはや恐れ入った。

ただし、初対面感がないのは、「年の功」だけではないだろう。

「俗人的」なものだけでもないだろう。

やはり「嬉しいことば」の力によるところ大だろう。

写真をご覧いただけば、論より証拠。

これが初対面!?と思うペアばかり。

「ずっとおつきあい願いたい」

「うちに遊びに来て」

「もっと話していたい」

そんな声があがっていた。

そういえば、互いのスピーチを聞くまでわからず、

聞きながら、「えー!?」と感嘆の声をあげた人がいた。

かつて同じ職場で働いた人同士の40年ぶりの再会だった。




(ヒアリング開始後すぐの画像)




(この中に84歳の人がいる。さぁてだぁ~れだ!)