2019/5/1 朝鮮日報
【コラム】朝鮮日報東京特派員が天皇即位の記事を書く理由
新天皇即位に関する企画記事を連載している中、ある読者が朝鮮日報社に電話をかけてきた。「この記事を掲載した意図が気になる。韓国は日本をロールモデルにすべきだというのか。客観性のない記事だと思う」ということだった。
(中略)
この読者のメッセージは、東京特派員出身のジャーナリストS氏が以前書いた文を思い起こさせた。20年前に東京に赴任していたS氏は、2017年に「韓日問題は唯一残った報道の聖域だ」と述べた。「日本に友好的な記事を書いたら『親日派だという烙印(らくいん)を押されてしまうのでは』とおのずと用心するようになる」からだという。
皇居の向かい側にあるオフィスに出勤するようになってから1年もたっていないが、S氏の言葉を何度もかみしめる機会があった。反日感情が最高潮に達している今日このごろの状況で、「日本たたき」の枠組みから外れた記事を書くことに負担がかかる面があるのは事実だ。昨年末、韓日関係が一筋の光もない暗闇に閉じ込められたころは「お前は日本人か」とも言われた。後で知ったことだが、他社の特派員でも同様の経験がない人の方が珍しかった。すべての報道機関で、日本の記事については、ほかの記事よりも数倍「自己検閲」をして報道するのが韓国的な状況だと言えるだろう。
(中略)
韓国社会が究極として追求するロールモデルに日本がなることはない。依然として多様性よりも画一性の方が大きく見える国を、そのまままねる必要はないだろう。しかし、象徴に過ぎない天皇の交代儀式を通じて内部の確執を最小限に抑え、広く未来について語る点には注目すべきだ。過去に縛られ確執を拡散する国と、前を見据えて走っている国の差が大きく広がるのはあっという間だ。
東京=李河遠(イ・ハウォン)特派員
1
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/05/01/2019050180018.html?ent_rank_news
2
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/05/01/2019050180018_2.html
引用ここまで
緑色の文字列は関連記事へのリンクです
何度も書いてきましたが、韓国には実質的に言論の自由なんてありませんからねえ。だから元の東京特派員のジョン君がやったように、日本にことよせて実は韓国を批判するという手法がねえ。
”依然として多様性よりも画一性の方が大きく見える国”・・・反日無罪という画一的な韓国などはさておき、欧米に比べたって日本は遥かに多様性のある社会なんですよ。
宗教という一面を取り上げたって日本は欧米より遥かに多様性に富んだ社会なんです。今でも儒教が実質的な国教である韓国人には理解出来ないようですが。
”日本に友好的な記事を書いたら『親日派だという烙印(らくいん)を押されてしまうのでは』とおのずと用心するようになる”・・・韓国はこの程度の国に過ぎないんですね。
”すべての報道機関で、日本の記事については、ほかの記事よりも数倍「自己検閲」をして報道するのが韓国的な状況だと言えるだろう”・・・その通りです。そういうことは何度も書いてきましたが、韓国のような後進国ではねえ。
しかし東京特派員というのは気の毒なもので。日本という先進国に駐在したって、その記事を読むのは土人ですからねえ。
だから特派員の書く記事は徹底的にオブラートにくるんでしまわないとならないんです。