【コラム】移民問題への理解が乏しい「単一民族国家」韓国
与党セヌリ党のイ・ジャスミン議員が、今月4日午後10時、国会本会議場でモバイルゲームに興じながらチョコパイを食べている様子がメディアに報じられた。当初はイ議員のこのような議場での不真面目な態度が話題になったが、やがて、本会議場内での飲食が合法なのか、違法なのかに関心が集まった。単なるハプニングで終わると思われた今回の事態は、5日にはイ議員の過去の学歴詐称疑惑とも結びつき、さらに6日には人種問題にまで飛び火する様相を呈している。
結論から言えば、イ議員が本会議場でチョコパイを食べたという問題は枝葉末節なものだと思う。イ議員はフィリピン出身で、2012年に「多文化家庭(国際結婚、移民者の家庭)」を代表する比例代表候補として第19代国会議員(任期2012年4月-16年4月)に当選した。イ議員が韓国人だったならば、あるいは英語圏の大国の出身だったならば、今回の問題がこれほど注目されただろうか。
今回の事態にまつわるさらに大きな問題は、西欧の大国ではない国からの移住者に対する韓国社会の鎖国的な態度だと思う。イ議員に関する記事に寄せられたコメントを見ると、「移住者たちが(韓国人の)仕事を奪い、犯罪に走り、文化をめちゃくちゃにしている」という主張が大部分を占める。今回の事態を取り上げた記事のコメントでも、外国人に対するヘイトスピーチ(憎悪表現)的な表現がかなり目立っている。
(中略)
日本をはじめ、高齢化問題に苦悩してきた世界の先進国が、成長力を確保するため、海外の人材の受け入れに積極姿勢を見せている。そのような状況にあって、外国出身の国会議員を「チョコパイを食べた」との理由で人格攻撃していては、果たして外国人労働者が韓国に来るだろうか。
国家の衰退を避けるためには、外国からの移住者の受け入れが必須だ。移住者の生存権や労働権の問題はさておき、彼らを「二等市民」扱いする社会には未来はない。今回の事態をきっかけに、「単一民族国家」という理由でこれまで扱われてこなかった人種問題について、さまざまな観点から議論していくべきだ。
キム・ミョンジ記者
1 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/12/12/2015121200478.html
2 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/12/12/2015121200478_2.html
引用ここまで
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韓国は移民問題に対する理解が乏しいですと?いやいや、ご冗談を。君たちなどは移民のエキスパートでしょ。
何しろ調査によっては”「移民が可能であれば韓国を離れたい」との回答が76.1%に達する”・・・という国なんですから。
国民は鵜の目鷹の目で居心地の良さそうな移民先を探しているという国なんですから。国内じゃ80近い移民会社が営業しているという国なんですから。
その結果が海外同胞700万人になるわけですな。
こういう国を移民のエキスパートと言わずして・・・・・・
しかしねえ、韓国人は移民先・・・・・メキシコあたりですら”韓国人は、非常に共存し難い民族であると糾弾”・・・されていましたからねえ。
ましてや欧米の先進国への移住者は現地に溶け込めないのが多くて。
朝鮮日報も虚しく立派な記事ばかり書くけど、一度自分自身の等身大の姿を見たほうが・・・・・ガマの油になるか。