韓国向けの戦闘機技術移転、米側から3度目の「ノー」
米国訪問中の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領に随行している韓民求(ハン・ミング)韓国国防部(省に相当)長官は15日(米国時間)、米国防総省でアシュトン・カーター国防長官と会談し、韓国型戦闘機(KFX)開発に必要な4件の戦闘機技術の移転を要請したが、またしても拒否された。韓民求長官は、カーター長官に「KFX事業のための技術移転について、前向きに検討してほしい」と求めた。これに対しカーター長官は「KFX技術移転は難しい」という立場を伝えたという。16日に韓国国防部が明らかにした。
韓国軍当局は昨年9月、次期戦闘機(FX)としてF35戦闘機40機を購入するのに伴い、メーカーの米国ロッキード・マーチン社からKFX開発に必要な21件の技術移転を受ける約束を取り付けた。さらに追加で、米国政府の承認を条件に、アクティブ・フェーズドアレイ(AESA)レーダーと戦闘機の統合技術など4件の中心技術を入手しようとした。
ところが米国務省は今年4月、技術移転を拒否した。韓長官は今年8月、カーター長官に技術移転を頼む書簡を送ったが、両国の国防長官会談の前日、技術移転は難しいというカーター長官の返書が韓国国防部に届いた。
結果的に、同じ事案をめぐって3度拒否された格好になった。米国がこれまで、4件の中心技術を、同盟国を含め他国に移転したり販売したりしたことは一度もない。国防部の関係者は「既に米国政府の立場は整理された状態で、これを変えるのは難しかった」と語った。
そのかわり韓米は、技術協力を増進するための協議体を作ることで合意した。韓国政府は、協議体を通してKFX技術移転を引き続き米国側に要請することにした。しかし国務省は15日、報道資料の中でKFXに言及しなかった。
これにより韓国軍当局は、4件の中心技術のうちAESAレーダーと戦闘機の統合技術は、欧州またはイスラエルのメーカー3社のうち1社と協力して開発し、残る3件の技術は独自開発するという計画も立てた。この計画を通して、KFXを2025年までに開発するという。しかし、システム統合技術を用意するとしても、KFXに組み込む各種の米国装備と互換させる上で問題があり、開発完了の時期がずれ込むという見方も出ている。
チョン・ヒョンソク記者
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/10/17/2015101700529.html
引用ここまで
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”アシュトン・カーター国防長官と会談し、韓国型戦闘機(KFX)開発に必要な4件の戦闘機技術の移転を要請したが、またしても拒否された”・・・そりゃねえ、韓国などに技術を渡せば中国にダダ漏れでしょ。
”結果的に、同じ事案をめぐって3度拒否された格好になった”・・・シツコサだけは認めますよ。アサヒが誤報を認めた今でも、イアンフガー、と言い続けているんだし。
そういえば朝鮮日報のジョン君は、アメリカはチョッパリを偏愛しているニダ!とかいう妬み記事を書いていましたが、日本はアメリカの技術を乞うまでもなく自力で開発できますしねえ。
”これにより韓国軍当局は、4件の中心技術のうちAESAレーダーと戦闘機の統合技術は、欧州またはイスラエルのメーカー3社のうち1社と協力して開発し、残る3件の技術は独自開発するという計画も立てた”・・・ええ、韓国はどんな計画でも立てて構いませんよ。
しかし欧州やイスラエルのメーカーには協力する必要なんてないしねえ。それに独自開発する技術力があればアメリカに三回断られるまでしつこく要求しないでしょ。
もう廊下じゃ寒いからファンヒーターの前に来い。