ギリシャがドラクマを?江戸時代を見習ったか | こりあうぉっちんぐ

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2015/3/30 ロイター
ユーロとドラクマ併用論浮上、追い詰められたギリシャで苦肉の策




 

[ブリュッセル 27日 ロイター] - ギリシャ政府は支援の見返りに実施する改革案を債権団に提出したが、合意までにはまだ時間がかかりそうだ。こうしたなか、資金枯渇の可能性に直面するギリシャでは、IOU(借用証書)を発行して国内の支払いに充て、その分節約したユーロで対外債務を返済するという、実質的に「ユーロとドラクマを併用」する苦肉の策が現実味を帯びてきた

(中略)

 ユーロ圏当局のある関係者は、ロイターに対して「公務員の給与など国内向けの支払いに充てるユーロがなくなった場合には、IOUの発行を開始するという手がある。つまり、将来のある時点に、いくらいくらのユーロをIOUの保有者に支払う、と約束した証書だ」と述べた。

 関係者は「そのようにして発行されたIOUは、本物のユーロに対して大幅にディスカウントされた水準で流通、実質的には『通貨』と同じような位置付けになり、ユーロと共存する」と述べた。

(中略)


 ユーロ圏の別の関係筋は、IOUについて「債権者との協議がまとまって追加支援が受けられるまでの間の暫定的な措置」と述べた。

 ギリシャ政府はこれまでにも、国内向けの支払いを遅らせて債務返済に必要なユーロを確保することに前向きな姿勢を示したことがある。

 ギリシャ政府は、ロイターの取材に対して、こうした二重通貨制度に関する質問に回答することを拒否。追加融資に関する国際債権団との合意は、近いうちにまとまる、との見方をあくまでも繰り返した。

http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0WW2H420150330

引用ここまで


 緑色の文字列は関連記事へのリンクです。


 欧州の南朝鮮と呼ばれるギリシャが破綻に直面してグダグダしていますが、さすがに韓国と比較されるだけのことは・・・・・”実質的に「ユーロとドラクマを併用」する苦肉の策が現実味を帯びてきた”・・・別にどうということもありません。江戸時代の日本を見ろよ。

 明治以来の日本の歴史教育では、江戸時代は士農工商の身分制度が激しく、侍が威張っていて,農民は勝手に無礼討ちにされ、しかも高い年貢にあえぎ、自分で作ったコメも食えず、常に餓えており、一揆の相談ばかりしている・・・・というようなものだったでしょうが、皇国史観やらマルクス史観やらが衰退してきた現在にあっては、江戸時代の現実が徐々に明らかになってきたような。

 何度も書いていますが、江戸時代にはある程度の規模の複数の外国貿易もありましたし、北前船に代表される内国貿易も盛んでした。
 何せ蝦夷地の昆布が琉球で消費されていたのです。

 最大の産業であったコメについては、大坂で既に先物取引が始まっていたのです。遠隔地の取引については内国為替という優れた送金システムが使われていました。

 
江戸時代の日本は一種の連邦制でした。藩の独立性はアメリカ合衆国の州よりは遥かに強かったですから、ユーロ圏のEUに近い体制だったでしょうか。
 ”
ユーロがなくなった場合には、IOUの発行を開始するという手がある。つまり、将来のある時点に、いくらいくらのユーロをIOUの保有者に支払う、と約束した証書だ”・・・ええ、通貨は共通の金銀銅貨が使われていましたが、ギリシャのように窮乏化した藩は独自の藩札というものを発行していたんです。

 そして藩札は”本物のユーロに対して大幅にディスカウントされた水準で流通、実質的には『通貨』と同じような位置付けになり、ユーロと共存する”・・・といいうようなことになっていました。
 藩の領域を超えて流通した場合もありますが、基本的には対外的支払いには使えません。大坂商人への支払いには使えないんですね。
 そして各藩の信用度によって交換レートも様々に・・・・・

 ”
ギリシャ政府は、ロイターの取材に対して、こうした二重通貨制度に関する質問に回答することを拒否”・・・いい制度だと思うんですけどねえ。しかし今のギリシャでは交換レートなど・・・・・

 まあヨーロッパが江戸の英知に学ぶことは無駄ではありません。江戸の水道やら下水処理システムなどは当時のパリやロンドンより遥かに優れていたのですから。





 明日から4月・・・・雪も少なくなったぞ。