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デジパチ黎明期にヒットした平和工業（現：平和）のデジパチです。1983年に登場しています。
平和のデジパチをしては①初代ブラボー②ブラボースペシャルに次ぐ3代目になります。三共のフィーバーの大ヒットにより、他社からもデジパチが登場したのですが、このブラボーシリーズは他社のデジパチではハズレ図柄だった３３３を大当たりであることが客にウケてヒットしたそうです。他社のデジパチでは偶数が無く、本機では偶数があるので、分母が大きいから当たりが2種類ってことなんですけど、客目線では大当たり図柄が2個あることにより当たりやすいような気になったという事ですね。後に出る8ライン機のフィーバーパワフルⅢが出た時も、知識の全くない初見の状態では「大当たりラインがたくさんあるから当たりやすい」と思った客も（私を含めて）少なくないはずです。
さて、盤面とゲーム性の説明に入ります。ゲーム性は至って普通のデジパチで、下記のようになります。
①スタートチャッカーに玉を入れる
②3桁デジタルの図柄が変動
③「３３３」「７７７」が揃えば大当たり、「３」「７」以外の3つ揃いor「３」が２つor「７」が２つで小当たり
④大当たりは1ラウンド（30秒間）アタッカーが開放し、アタッカー中央のラッキーゾーンに玉が入ればアタッカが閉まった後に次ラウンドに継続（最高10Rまで）
⑤小当たりは10秒間アタッカーが開放、継続は無し
スタートチャッカーは、3桁デジタルのある中央役物の左右にあるチャッカーとヘソの部分にあるチャッカーの3か所になります。
3桁7セグの上部の「３３３」「７７７」のデザインが客を打ち気を煽るようで素敵です。
盤面の左右はこんな感じです。
天穴は左下にある袖チューと連動しています。
大当たり時には30秒間アタッカーが開放するのですが、10カウント規制が無い時代の台なので、30秒経過するまで何球拾ってもアタッカーは閉じません。ですので、パンクしない限り（30秒ｘ10R=）約5分間アタッカーが開きっぱなしとなります。この「30秒間フルオープン」は客にとって非常に魅力的なのですが、”射幸心を煽る”として後に規制（自主規制？）によりアタッカー開放時間が15秒になるように改修された基板（BLK基板)に置き換えられることになりました。
当時のデジパチは前回出目と今回出目の差（＝係数）に一定の法則があって、大当たり図柄から係数（複数パターンある）を引いた出目がリーチ目（前兆目）となり、ストップボタンにより当たりやすいように誘導する攻略法がありました。（鰐さんのブログにBLC基板でのリーチ目についての記載がありますので、興味のある方はご覧ください）
また、一部のBLB改造基板で146セットというセット打法やモーニング機能もあったそうです。（情報源：パチマガスロマガWEBの攻略人生録～時代の証人、かく語りき～）
＜スペック＞
大当たり確率 1/500(?) オール13
＜動画コーナー＞
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