【初稿】2010-07-10 21:56:14 追記しました( ^ω^)
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(※注 ムービーもICレコーダーも用意できませんでした(涙)ので、あくまでメモと記憶による書き起こしです。数字・語彙の間違いや意訳によるニュアンス間違いは許して下さい)
社団法人 知立青年会議所 創立40周年記念公演
バンクーバーオリンピック時の「チーム青森」がやってくる
夢とともに歩むまち
~夢がまちを活性化し、まちが夢をバックアップする~
13:30
開会の辞 主催者挨拶
スクリーンに映像流れる
バンクーバーオリンピックの開会式の様子
対アメリカ戦の映像 序盤苦しむとナレーション 後半巻き返し メジャー計測による勝利 喜ぶ選手
対ロシア戦 前半戦で0-6 6点差をつけられる おやつタイムに話し合うチーム青森
「もう点を取るしかない」 唇を噛む目黒萌絵さん 延長戦の末 勝利 抱き合う選手たち
選手入場 会場後方ドアから入場 客席通路を歩き、近くの観客に握手を求められながら壇上へ
目黒萌絵さん 本橋麻里さん 近江谷杏菜さん 石崎琴美さん 山浦麻葉さん 佐藤健一さん?(チーム
青森代表と紹介されていました)
ひとりひとり自己紹介
司会者-バンクーバーオリンピックの印象は?
萌絵さん-応援していただいたにも関わらず、結果予選3勝だった
イギリス戦がショットなど完成度の高いベストゲームだったと思う
麻里さん-トリノを経験した後バンクーバーへ カーリング発祥の地 カーリング大国 観客満員
歓声の大きさ カーリングの本場でのオリンピック 勝った試合もそうだが、先輩選手の負けた
試合のあとの立ち直りに学ぶことがあった
杏菜さん-今まで経験したどの試合とも違う空気 選手・観客・歓声すべて違っていた
お祭り 空気が違っていた
琴美さん-ソルト2002年 観客少なかった カーリング 注目されていなかった
バンクーバー 6000人の会場が満員 カナダ人のカーリング熱を感じた
緊張はしなかった 五月蝿いほどの歓声 心地よかった
麻葉さん-オリンピックには魔物が住むという 魔物は内から出るプレッシャーだと思う
ホッケーを観る観客のようにヤジがあった
金メダルを獲るには平常心が大切 予選は4シート 決勝は1シート
試合の注目度上がる 平常心を保たなければ金メダルは獲れない
司会者-対ロシア戦 6点差を逆転 どんなことを話し合ったのか?
萌絵さん-(カーリングのルールを簡単に説明したのち)
カーリングで6点差 前半戦を終えて大変苦しい状況 映像にもあったが点を取るしかない
奇蹟が起きた 相手のミスにも助けられ延長で勝つことができた
やるしかない 余計なことを考えずに点を取ることに集中できた
司会者-出場するまでの苦労は?
麻葉さん-チームワーク・チームづくりが大変だったと思う
前回2006年から2人抜けた その後、自分(麻葉さん)が加入した
新しいチームとしての戦い方・チームのスタイルを固めるのに2年かかった
スキップ・リーダーである萌絵さんは大変だったと思う
土台をベースにチャレンジしていった 最初の2年は難しかった
萌絵さんが引っ張っていった
司会者-バンクーバーオリンピックのとき、花粉症で苦しんだ選手がいたそうですが?
杏菜さん-普段から花粉症だったが、バンクーバーでの花粉症は想定していなかった
当時のバンクーバーは温暖な天候で、花粉が舞うとは思っていなかった
カーリングは頭を使う競技 薬を最小限、使用することで抑えようとしたが・・・
司会者-競技中に何か失敗したことはなかったですか?
萌絵さん-トリノの次の年 青森での世界選手権 ドイツ戦での出来事
スキップのショップさんの後ろにストーンを置いてしまい、後ろ向きに歩いていたショップさんが
ストーンにつまづき、転んだ ショップさん怒ったが、謝ったかどうか覚えていない
佐藤さん-ショップさんは見た目も迫力も怖い選手 大会中、交通機関を利用せず自転車で移動する
司会者-ストーンを投げた後、声を出しているがどういう意味があるのか?
琴美さん- 投げ手とスイーパーが意思の疎通を図る
イエス・・・スイーパーはく クリーン・・・細かなゴミを取り除く
ウォー・・・1人はいて 1人見る オフ・・・2人とも見る
スイーパーは「1・3・11」など番号を叫ぶことでストーンが止まる位置の予測場所を言う
チームで取りやすいコミュニケーションを使う 他チームもだいたい同じ
司会者-カーリングの魅力は?
麻里さん-カーリングは投げ手 スキップ スイープ の連携プレイ
陸上でのリレーのようなもの 各仕事があり、少人数による競技
コミュニケーションが大切 チームプレイが魅力
司会者-カーリングを本気で取り組もうと思ったきっかけ
麻葉さん-小5 カーリングを始めた 20歳のとき(今、26歳)トリノの前、街中でもカーリングが
知られていなかった知名度が低い時、高専を卒業するとき、就職し競技を続けるか
大学へ進学し競技を続けるか悩んだ
司会者-子供のころにカーリングを始めたのですか?
琴美さん以外の4人が挙手
琴美さん-高校卒業後、地元企業に就職したら強制的にカーリング部に入部させられ、競技を始めた
司会者-苦しい時や挫折したことは?
琴美さん-カーリングに関して挫折の連続 たまたま入った企業が前チーム
どうせやるなら上を目指そうと意識が高かった
始めて3年後 ソルトレイク 最終選考落ちる
トリノ 代表ポイントを獲ったが、オリンピックには縁が無かった
世界選手権に出場 カナダの大会 盛り上がった
カナダのバンクーバーでオリンピックで開催されると知り、自分から動いてこのチーム青森に
入った 明確な目標があることが原動力になった
司会者-会場からの質問① 日頃どんなトレーニングをしているのですか?
萌絵さん-カーリングシーズン 9~3月 国内・海外で試合中心
オフシーズン 4~8月
フィジカル面 週1回の休みで一日2~3時間 筋トレ・ダッシュ・長距離走・スイープ力向上
メンタル面 目標設定 シーズンの目標 大会ごとに細かく目標を設定
メンバーと意思統一・目標設定 なりたい自分 紙に書く
紙に書いた目標を頻繁に見て、自分をブレさせない
なりたい自分・オリンピックで勝つイメージを描き、紙に書く
司会者-会場からの質問② 石崎さん、カナダでの留学・プレーすることは世界で活躍することに必要か?
琴美さん-日本では1つのチームでプレイが普通
カナダではチームではなく、たくさんあるクラブにスペア登録した
スペアで試合に出場 まったく違うチーム チームカラーが違う 違うポジションも経験した
カナダではカーリングを本当に楽しむ 日本とは違うカーリング
司会者-会場からの質問③ 力を出す(原動力の)秘訣は?
麻里さん-半年はカーリング漬け カーリングと私生活 力の源は家族と過ごす時間
家族と過ごす時間を大切にしている アイスに乗るオンとオフの切り替え
心許せる家族・友達が大切
司会者-会場からの質問④ 大会前の食事 気をつけていることは?
麻葉さん-個々気をつけている 大会中 一試合3時間 国際大会なら2試合
小さな大会なら3試合 食べて試合して食べて試合して食べて寝る
消化のいいものを摂る フルーツもたくさん食べる
1日4試合ということもあった 朝7時ごろから日付が変わるまで
体力・精神力のバランスを保つことが大切 試合中にはバナナを食べる
司会者- チームジャパンではなく、なぜ「チーム青森」と呼ばれているのか?
佐藤さん-他の競技、例えばサッカーは、個々の選手が代表に選出されたナショナルチームである
世界的な傾向として、カーリングはローカルなチームが代表になる
トリノオリンピックでNHKのアナウンサーが衛星放送で「チーム青森」を連呼してくれたのは
ラッキーだった
司会者-チーム青森はなぜ、勝ち続けているのか?
萌絵さん-2つ理由があると思う
①チームのバックアップが恵まれた環境にあること
チーム全体・各職場のサポートに恵まれている
②オリンピック・世界選手権で戦うという共通目標があること
日本で優勝するだけでなく、世界で戦うことを常に目標にしていた
司会者-チーム青森と青森市の関係性・歴史について教えて下さい
佐藤さん-25年前 スケート場ができる 青森の冬 「暗くて寒い」イメージ
若い者がスケート場でカーリングを始めた 当時、屋外・屋内で行われていた
スケート場は氷に傷があったり環境として厳しかった
当時の市長と助役がいろいろありながら専用カーリング場を建設した
2005年ごろでは常呂町と長野県に続く、3番目の専用カーリング場だった
林さん・小野寺さんの働きながらでもカーリング競技を続けたいという思いに応える形で
青森が応援することになった
トリノオリンピックでカーリングが運よくブレイク 熱しやすく冷めやすい青森県人がカーリングを
身近に感じ、応援するようになった
司会者-それぞれの選手の受け入れ企業について教えて下さい
萌絵さん-お世話になっていた地方銀行である「みちのく銀行」
年間2/3休ませてもらい競技に打ち込む オフシーズンの4~8月には社内広報を担当
地域に根差した銀行でもあり、身近に感じていただき、応援していただいた
麻里さん-東京の企業ですが「NTTラーニングシステムズ」にお世話になっている
人材教育を中心としている企業でもあるので、競技者と今後の指導者への勉強をしている
デスクはないが、広報活動をさせてもらっている
杏菜さん-高校卒業後すぐに青森へ 勉強して就職試験を受けて無事合格し、「青森市役所」で
働いている
琴美さん-「木浪学園」 美容・理容を学ぶ学校で普段は事務をしてる
ボランティアで地域清掃を先日も行った
麻葉さん-「村上新町病院」にお世話になっている 午前中は病院での受付業務
お昼には食事介護のお手伝い 午後にはリハビリのお手伝いをしている
4~9月は他の社員と同じように働いている
9~3月は選手によって違うと思う
司会者-選手をしながら仕事をすることの御苦労はありませんか?
佐藤さん-選手は答え難いと思いますので、私からお答えします
テレビなどマスコミに取り上げられることに同僚がどのように感じているのか?
競技に集中している冬の間、仕事をしていないのに給料は支払われている
また、自主トレを行うためには残業を遠慮しなければならない
このような優遇されながらも、人間関係など苦労しながら仕事をしていると思う
司会者-チーム青森の運営資金はどれくらいか?
佐藤さん-オリンピック・イヤーは特別なので違うと思って下さい
通常、年間2000万円から3000万円 JOCの助成金が2/3ある
チーム青森として 1/3 700万円をチームとして工面している
スライドが上映される
佐藤さん-売上の一部を助成する例として・・・
カーリングバナナ 売上の一部を助成 卸価格の1%が助成に
みちのく銀行 応援定期 萌絵さんがお世話になった銀行 約5カ月で750億円
375万円がチーム青森へ
カーリングウォーター 売上の一部が助成へ
青森のみそ・こうじ会社 フリーズドライ商品の売上の一部が助成へ
カーリング応援自動販売機
カーリング・グッズ バッチ・Tシャツなど 共通ロゴを使用
青森商工会議所が取りまとめている
カーリング娘 おまんじゅう
司会者-市民の反応は?
佐藤さん-カーリングバナナなどはやはり、シーズン中・大会中に売れているようだ
お土産として、大会の時期にも売上は伸びている 例:ストラップ
司会者-選手の出身地は青森と違う 郷土愛については?
琴美さん-麻葉さんは長野 他の4名は北海道出身
出身地は違っても、「青森」として応援していただけるのはありがたい
強化費のために各企業、工夫して動いてくれている
青森の人たちのあたたかさ 青森のサポートありがたい
司会者-チーム青森の活躍が青森市民にどのような影響を与えていますか?
佐藤さん-先ほどお話したように、スケート場でカーリングを始めてから25~26年
青森の冬にはカーリングがあると認知されるようになってきた
青森の冬は暗くて寒いというイメージを変えつつある
チーム青森は市民に勇気づけられている
そして、チームを支えている市民は、チーム青森から勇気をもらっている
司会者-「チーム青森」という名前がここまで広がった理由は?
佐藤さん-トリノオリンピックでカーリングがNHK-BSで放送されたとき
NHKのアナウンサーが「チーム青森」を連呼してくれた
これが青森市民の気持ちを動かした
トリノ前の選考会での「チーム青森」対「チーム長野」という図式がアナウンサーに
刷り込まれていたのかもしれない
そして、2大会連続の出場となったバンクーバーオリンピックでさらに広まった
司会者-応援してくれる市民への気持ちは?
杏菜さん-出身が青森でない自分をどのように受け入れてくれるか正直、不安だった
でも、本当にやさしく娘のように受け入れてくれた いつも応援してくれる
競技として 結果を残すことで応えたい
司会者-チーム青森は市民と歩んでいるイメージがあるが?
佐藤さん-青森市民・青森経済は都市部に比べるとそんなに力を持っていない
逆説的な言い方になるが、大きな企業が一社で抱えるには負担が大きい
年間のチーム運営費2000万円から3000万円(JOCからの2/3の助成金があるが・・)
そして、選手ひとりひとりに一年間の給料を払わなければならない
企業一社が抱えることになると所属人数分になる
青森の経済力は大きくない
だからこそ一社一社が(表にでない企業を含めて)なんとかしなければならない
という思いでやっていただいている
司会者-再び会場から質問⑤ カーリングは氷上のチェスと言われますが、実際にチェスはしますか?
杏菜さん-オリンピックから帰ってきて、よくこの質問をされるのですが・・・
私はやったことがありません
カーリングの戦術の勉強としてカーリングのビデオを観てますが・・・
相手の次の手を読むというところから比較されるのだと思います
機会があればやってみたい
司会者-「チーム青森」の夢を教えて下さい
麻葉さん-青森にいるとたくさんの方に声をかけていただく
地域に愛されていると感じる
地域に愛されるチームになりたい 職場・スポンサーに感謝している
バンクーバーオリンピック以降「カーリングは面白い」とよく言われる
どんなふうに伝わっているのかと思っていた
今、開催されているW杯 日本代表の試合すべてみた
応援しながら、涙を流したりした
サッカーの日本代表を観ていて、今後は私たちが元気を与えたいと思う
司会者-夢を追いかけている方へメッセージを
麻里さん-まだ私は24歳 私も夢を追いかけている
夏季オリンピック代表の具志堅さんにいただいた言葉が印象に残っている
「目標を持って、自分の華を咲かせてください」
私も目標を持って、いろんな人と関わりながら自分なりの華を咲かせたいと思います
以上です
もう一度繰り返しますが、ムービーもICレコーダーも用意できませんでした(涙)ので、あくまでメモと記憶による書き起こしです。数字・語彙の間違いや意訳によるニュアンス間違いは許して下さい
関係者の方や参加された方で、訂正個所がありましたら教えて下さい
訂正しますので・・・
よろしくお願いします
主催していただいた知立青年会議所のみなさん ありがとうございました
是非是非、第2回の開催を期待します
そしてチーム青森のみなさん
特に目黒萌絵さん この時期に来ていただき、本当にありがとうございました
次は試合会場でお会いしましょう!
( ^ω^)
カーリングチーム・チーム青森公式サイト http://www.teamaomori.com/
WEB東奥:カーリング特集 http://www.toonippo.co.jp/kikaku/curling/index.h
日本カーリング協会 http://www.curling.or.jp/
青森県カーリング協会(イシダスポーツHP内) http://www.ishida-sports.co.jp/aca/
本橋麻里公式ウェブサイト http://www.motohashi-mari.com/
山浦麻葉のCurling Life http://www.toonippo.co.jp/blog/curling-mayo/
石崎琴美のビューティフルカーリング http://www.kinami.ac.jp/ishizaki/
近江谷杏菜- アナログ - http://www.teamaomori.com/anna_blog/
小林宏さんブログ 山中湖メイプルカーリングクラブ