今日は「12月なのでクリスマス！」・・・ではなく誕生石の方を☆
12月の誕生石は、みんな大好きターコイズです♪
誕生石としてだけでなく「ネイティブ系アクセサリー」としても非常に人気の高い石ですね。
今日はNobelで製作したターコイズアイテムと共にターコイズの蘊蓄（うんちく）を少々。
☆変則カットのルースを使用したペンダントヘッド
店頭で販売している物やお持ち込みのルースでもお作り致します。
ターコイズは二次鉱物という分類で、先に存在する鉱物が風化、酸化する過程で
酸性の水分が浸透することで一次鉱物が変質してターコイズになるそうです。
気候条件が生成に大きく関わるらしく乾燥地帯で鉱床が見つかることが多いそうです。
また、酸性の水分（雨等）の影響のため地下20m未満の比較的浅いところで二次鉱物化するとか。
☆小粒のターコイズと切り抜きのネイティブ柄をあしらった携帯ネックストラップ
革のストラップのターコイズ付きトップにナスカンで携帯を接続する仕様。
ターコイズは人類が初期に採掘した宝石の一つと云われている歴史の古い石です。
多くの大規模鉱山は既に枯渇したところがほとんどと云われています。
ちなみにエジプトでは少なくとも紀元前3000年の昔から採掘が行われていたそうです。
アメリカ南西部も顕著な産地として有名で、
アリゾナ、カリフォルニア、コロラド、ニューメキシコ、ネバダで豊富に採れたそうです。
またニューメキシコ州の最も古い鉱山のひとつを19世紀末、ティファニーが所有していたため
そこで産出するターコイズを「ティファニー・ターコイズ」と呼んだとか。
☆珍しいターコイズをあしらった一味違ったカレッジリング
もちろんオーダーいただいたお客さまの誕生石です！
ネイティブアメリカンの風習では、突き抜ける青空の様な色から「空の精霊」が宿るとされ
精霊の力が身を守ると信じられ、お守りや神聖な儀式の際のの装身具などに使われてきました。
また多孔質石の性質上、長年身に付けていると汗や水分を吸い込んで変色してきます。
これが「身体の毒素や邪念を吸い取って清らかにしてくれる」とも信じられていたそうです。
2000年以上の昔からトルコ商人の間でも「旅のお守り」とされラクダの首に下げていたそうです。
これを見たヨーロッパ人が「トルコ（人の）石」という呼び名を付けたとされています。
非常に歴史が古く、且つお守りとして愛されてきたターコイズ。
シルバーアクセサリーは勿論、レザークラフトとも切っても切れない石ですね☆
「誕生石」の中でもトップクラスにメジャーな石かもといっても過言ではありません！
ちなみに12月の誕生石にはラピスやタンザナイトも名を連ねています。
【ラピスラズリ】
古くよりツタンカーメンの棺や正倉院の宝物に使用されるなど、霊験あらたかな「聖なる石」。
真実を見る眼、霊的な悟りをもたらすといわれています。
【タンザナイト】
世界中でタンザニアのたったひとつの鉱山でしか採掘されていない貴重な石。
高次元の意識、冷静な客観性をもたらすと云われるパワーストーン。
12月の誕生石ターコイズのお話でした♪
こんなまめ知識を添えてクリスマスプレゼントにターコイズアイテムも良いですね☆
